はじめに
四国八十八ヶ所、約1200kmの歩き遍路。出発前に「総重量8kg」で意気込んで作成した装備リストでしたが、歩き終えて結願した今、あの時の自分に言いたいことが一つあります。
「荷物が多すぎる!もっと軽くしろ!」
歩き遍路において、荷物の重さは足のダメージや全身の疲労に直結します。
この記事では、私が実際に1200km持ち歩いた装備について、「大正解だった神アイテム」「実は要らなかった不要品」「意外な盲点だった最適解」を、実体験に基づき赤裸々にレビューします。
これから歩き遍路の準備をする方の、荷物軽量化(断捨離)の参考にしていただければ幸いです!
大正解!これがないと歩けなかった「神アイテム」
まずは、今回の旅を支えてくれた絶対に外せない装備たちです。
- トレランシューズ(HOKA Speed Goat)
新品も試しましたが、結局履き潰したくらい足に馴染んだ古いトレランシューズがベストでした。歩き遍路にトレランシューズは大正解です。 (※靴と靴下については語りたいことが多すぎるので、別途詳細記事を書きます!) - 5本指ソックス & マメ対策(キズパワーパッド大判・中判+ワセリン+テーピング)
ソックスは5本指タイプがベストですが、『足裏に滑り止めがないタイプ」を選ぶのが超重要です。滑り止めのゴムが足裏に刺さってマメの原因になります。1200kmで4足穴が空いたので、予備やタイプの違うものを3セットは用意すべきです。また、足裏の摩擦を防ぐワセリンと、J&Jのキズパワーパッド大判・中判タイプはマメ対策の命綱でした。さらに保護のためのテーピング(白)も必須アイテムでした。 - 100円ショップのゴム引き手袋
意外な伏兵がこれ。手のひら側がゴムになっている手袋が、金剛杖をしっかり握って歩くのにベストでした。 - ヘッドライト&反射板
早朝の暗い時間帯だけでなく、四国に数多くある「トンネル」を安全に通過するために必須です。反射板はずっとバックパックにぶら下げて歩いていました。
ウェア・バックパックの「最適解」
衣類は「毎日洗濯する」ことを前提にすれば、想像以上に削ることができます。
- 行動着(上):季節に合わせたベースレイヤー2枚で十分
今回は冬〜早春だったため長袖2枚と、念のため半袖1枚を持っていきましたが、結局使ったのは長袖2枚だけでした(暖かい季節なら半袖2枚でOKです)。メリノウールなどは汗冷えせず、毎日宿で洗濯できるので、季節問わず「2セット」あれば完全に回せます。 - 行動着(下着):パンツは「綿」が良い
股擦れ防止のために薄手のボクサータイプが良いですが、汗をかく部分が痒くならないよう、素材は化繊よりも「綿」の方が良かったです。これは長距離を歩いてみて初めて気付いたリアルな感想です。 - 宿でのリラックス用ズボン(モンベル ペラペラズボン)
宿には浴衣がありますが、疲労回復のためには「足をしっかり温める」ことが重要です。宿用の軽量ズボンは積極的に活用しました。 - バックパックは30Lで十分
モンベルのチャチャパック45Lを使用しましたが、大きすぎました。歩き終えた今なら、30Lくらいがベストな選択だと断言できます。それぐらいの荷物にする必要があります。
ぶっちゃけ要らなかった「断捨離リスト」
持っていったけれど出番がなかった、あるいは現地調達・宿の備品で十分だったものです。これからパッキングする方は、思い切って置いていきましょう!
- 2セット以外の着替え(3着目以降の衣類)
「毎日洗濯できない日があるかも…」と不安になり、予備の着替えを持っていきたくなりますが不要です。毎日宿で洗濯・乾燥(または部屋干し)できるため、行動着は「着ている1着+予備1着」の計2セットで完全に回せます。3着目以降はただの重りになります。 - 野宿セット(寝袋、エアマット)
今回は宿に泊まるスタイルになったため、モンベルの寝袋(#5)やエアマットはただの重りになってしまいました。完全に不要でした。 - 防寒着(ダウンジャケット、薄手ウィンドブレーカー、ネックウォーマー)
冬〜早春の時期でしたが、歩いていると暑くなるため、ULダウンやマムートの超薄手ウィンドブレーカー、ネックウォーマーは使いませんでした。防寒は薄手のパーカー(汗冷えしないタイプ)1枚で十分でした。 - 日用品(洗剤、洗濯バサミ、折り畳み傘)
洗剤はどの宿にもあるので持ち歩く必要はありません。洗濯バサミもほぼ不要。雨対策も山用の雨具上下(モンベル トレントフライヤー等)で十分で、素泊まりで外出する際は宿で傘を借りられます。
地味に役立った「意外なアイテム」
最後に、個人の好みによりますが、持って行って良かったと感じたものです。
- 速乾性タオル
雨の日には特に大活躍。雨具のポケットに携帯と入れておくと、携帯の画面が濡れずに、ストレスなく使うことができました。 - いつもの「エア枕」
安価な中国製のエア枕を持参しました。宿の枕の高さや硬さが合わないことが多く、睡眠の質を保つためによく使いました。 - 耳栓
壁が薄く音が響きやすい宿もあるため、しっかり眠るための念のための装備として持っておいて良かったです。
【保存版】全装備アイテム・1200kmの最終ジャッジ一覧
最後に、私が持参した全装備リストの「答え合わせ結果」を一覧表で公開します。出発前のパッキングの最終チェックにご活用ください!

【総括】1gでも軽く!それが1200kmを歩き抜くコツ
事前準備の段階では「念のため…」とあれこれ詰め込んでしまいがちですが、日本の公道を歩く四国遍路では、必要なものは道中のコンビニや薬局でだいたい手に入ります。
私の結論は「自分は荷物が多すぎた。なるべく軽くすべき」です。
これから歩き遍路に出発される方は、ぜひこの答え合わせを参考に、限界まで荷物を削ぎ落としてみてください。足への負担が劇的に変わるはずです。
(※次回は、お遍路の最重要装備である「靴と靴下」について、さらに深掘りした記事をお届けします!)


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