【父の手帳】30年前のメモだけど、組織・会社の問題は変わってない

日記

はじめに

昨年亡くなった父はメモ魔だった。

手帳やノートに、「日々起こったこと、考えたこと、読んだ本のことなど」を刻銘にメモしている。当時、SNSが発達していれば、ブロガーになっていただろう。

急に入院してから1年経ち、気持ちの整理もついてきた。実家に行った時に少しづつ読み始めた。気付かされることもあり、時々ブログに書いていこうと思う。

1992年の手帳より

束で残っていた手帳の中で一番古そうなものから読んでみた。この手帳はスケジュール管理でなく、小さなノートのようなメモ帳で、びっしりメモが書かれている。

自分で考えたことだけでなく、本を読んで心に残った言葉、新聞の切り抜きなども記されている。

父は、大学を卒業してから65歳の退職までサラリーマンをしていた。このメモは1992年に書いたので、57歳の時。年齢は今の自分と同じくらい。

「組織の中の自分の在り方」についてのメモ。主体的な心掛けというのがしっくり来る。

  • 組織の中で側が生きていくためには、自分で自分を守るしかない。決して他人が助けてくれるわけではない。むしろ他人に助けを求めることは甘さである。
  • 自分で新しい興味、新しい世界を作りだすことが大切
  • 組織のために、個人は何が出来るかという自分主役型の行物こそ実り多人生につなかるのではなかろうか。

「組織とはどういものか」、「組織の在り方」についてのメモ。最近はもの言う株主が増えていて、自分も仕事で影響受けたことがある。30年以上前もそのような兆候があったのだろうか?「株主が金融機関によって占められていること」と書かれていたり、「長期的視点に回帰」と書かれており、アメリカ的な短期思考でなく長期思考の必要性を説いている。

  • 強い側はいつも弱い側に問題、矛盾のツケまわしをする。
  • 今やるべきことは21世紀を見据えた経済システムの構築ではないだろうか?
  • それそれの特性を生かした内発的は発展の可能性を追求していくべき。
  • 良い資主義とは社員第一主義。株主が金融機関によって占められていること!

長期的に会社の将来、写真の将来を考えること

仕事の質を重んじ長期的なもの、考え方に回帰していかないといけない

「会社(経営)には哲学がいる」、「職場環境の快適さ(緩いと言う意味ではない)」なども今もそのまま通用する内容である。

  • サラリーマンの生き方も変えなければいけない。
  • 生活の質~クオリティというものと考える。

  ↓

職場環境の快適さ

直に世間と接することによって、世間の需要が今どう変っているのか自分の肌で感じることが出来るのだ。

職場の快適性、世間常識という点から社風について考えるべき時期にきている。

一番大事なのは、会社としての哲学であり、社風ではないか。

30年以上前のメモだけど、本質的な考え方は変わらないものなんだと気付かされた。

「主体的に考えて、行動する」ということを改めて考えさせられた。

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