人里バス停の枝垂れ桜
今年は都心の桜を見過ごしました。1年に1回しか桜を見ることができない。人生であと何回見ることができるのだろうか?すごく損した気分です。東北地方では満開ですが、行く時間とお金がありません。まだ都内でも見ることができるはず。かねてから行きたかった人里バス停の枝垂れ桜を見てきました。(2025年4月16日)
人里バス停で下車すると、一眼レフカメラを持ったカメラマンがいました。順光で撮るとアドバイスをもらいながら携帯で桜とバス停を撮ってみました。凝った写真を撮りたければ、バス停にバスが止まる、黄色い帽子を被った小学生が通るなどアクセントがあると良いそうです。山歩きもしなければならないので、粘ることはせずに、歩き始めました。
ちょうど満開。さらに青空で、桜が映えます。

バス停も桜に合うように可愛らしい。

人里と書いて、「へんぼり」と読みます。難読地名の一つです。絶対読めません。

桜の開花は標高にも依存します。桜の見頃を過ぎてしまっても、標高の高いところに行けば、近場でも桜を見ることができます。
都内天空の御岳集落で宿坊に泊まる:駒鳥山荘
桜を見た後は、泊まってみたかった天空の御岳集落の宿坊に宿泊しました。標高800m。東京都内とは思えません。住んでいる人は、日本の黒モン族。まさに山の民です。宿坊の先祖は山伏だったとのことです。
宿泊したのは、駒鳥山荘。霊山 御岳山への巡礼者のための宿坊として、1776年から続く山荘です。元々は僧侶や参拝者が泊まる施設でした。宿の主人は、御岳山の神職でもあります。
立派な山門が出迎えてくれます。築200年とのことです。

吉川英治(作家)、川合玉堂(画家)、棟方志功(版画家)が泊まった部屋を見せてもらいました。

こちらの部屋にはバルコニーがあり、眺めも抜群です。ここでゆっくり過ごして、制作活動に勤しんだと思うと考え深い。

自分は一人だったので、小さめの部屋です。夜は本当に静かでゆっくりできます。朝は、小鳥の鳴き声で目を覚まします。

自分の部屋にもバルコニーが付いています。

お風呂は、檜の樽風呂。ベトナムの赤ザオ族の家で入った薬膳風呂を思い出します。樽の直径が3倍くらいなので、脚を伸ばしても反対側には届きません。広いです。

晩御飯は奥多摩の食材を活かした料理です。お魚は小菅村の鱒。写真以外に、天ぷらと茶碗蒸しも付きます。

この料理には、日本酒が合います。奥多摩の地酒 澤乃井の利き酒3種を頼みました。いつも青梅マラソンの21km地点で力水で元気をもらう小澤酒造です。

翌朝は、御岳神社の日供祭(朝拝式)に参列しました。日供祭とは、毎朝のお供えをするお祭りです。名前も呼ばれ、玉串を捧げ、日々の安全と健康を祈念できます。参加者は一人だけで、ドキドキしました。

御岳の集落には、宿泊者しかいないので、早朝は本当に静かです。心が穏やかになる。


ひとりの場合、じゃらんや楽天トラブルで宿坊の予約が出来ませんでした。最終的にbooking.comで予約しました。宿泊者の日本人は自分だけ。ここにもインバウンドの波がきていました。外国の方が泊まったら、日本家屋、畳の上に布団を敷いて寝ることができるので、感動するでしょう。
山行記
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