初心者渓流釣り 奥多摩の日原川支流の倉沢谷で黒いイワナを釣る

奥多摩
黒っぽいイワナを釣る

はじめに

北岳登山の時に、広河原の野呂川でイワナを10匹釣ることができました。それまでイワナを釣ったのは奥多摩で1匹釣っただけ。少しはイワナが潜んでいる場所がわかってきた感じがします。それを確かめたくて、奥多摩の倉沢谷にひとりで釣りに行ってきました。

登山と違って、ひとりの釣りは不安です。過去に釣りに行ったこともあり、登山の時に林道を通ったこともあるので、倉沢谷に行くことにしました。倉沢谷は、多摩川の支流の日原川の支流です。支流の支流です。

ひとりでの釣りで怖いのは、滑落、転倒、落石、熊との遭遇などです。あと、無理をしないことです。

「東京都ツキノワグマ目撃など情報マップ 〜TOKYOくまっぷ〜」で熊の目撃情報を確認。最近は、町に近い日の出や八王子に出没しているようです。昨年、東日原で熊を見た時は、その周辺に出没情報があったので、情報としては正しそうです。とりあえず、今回の釣りエリアでの1ヶ月以内の熊遭遇はないので、少し安心です。

東京都ツキノワグマ目撃など情報マップ 〜TOKYOくまっぷ〜(2025年8月19日の情報)

釣行記

今回、1匹のイワナを釣ることができた。フッキングや取り込みで5匹くらいバラして、ようやく1匹釣ることができた。上手い人だとたくさん釣れるのだろうが、1匹でも十分に嬉しいものである。たくさん釣れるところではない奥多摩で釣ることができて、満足度は高かった。

今回釣ったイワナは随分と黒っぽい。先月倉沢谷で釣ったイワナと全然違う。両方とも日原川の支流で10kmちょっとしか離れていないのに、この違いは興味深い。季節によるものなのか?餌などの環境の違いなのか?堰堤や滝で遮られていて固有に発達して行ったのか謎である。イワナの謎は深まるばかりである。

いつものようにテンカラで釣りをした。前回釣りをした野呂川の河原は広くて、思い通りに竿を振ることができた。奥多摩の源流域は、狭くて、なかなか思ったところに投げられない。木に引っかかり、川底に引っかかり、流木に引っかかる。このような場所でテンカラの名人はどのように釣るのか見てみたいものである。自分の師匠は、フライとルアーでテンカラではないので、あまり参考にならないのが残念。

毛鉤が色々なところに引っかかるが、綺麗な渓流で気持ち良い

今回イワナを釣ったポイントはここ。白泡が立っている左側の岩陰に毛鉤を落とした。周りに木などが少なかったので、このポイントに静かに毛鉤を落とすことができた。なかなか思ったところに投げ込めない。ちゃんと投げ込めれば、もっと釣れるのだろう。

イワナを釣ったポイント

野呂川で大活躍したビーズヘッドニンフでは、底に引っかかる。イワナが岩陰から見にきたが、見切られた感じがした。また、ぽちゃという音で逃げるので、浮く毛鉤に変えてみた。ピンク色の羽根が目立って、どこに毛鉤があるが認識しやすい。これにイワナが食いつてくれれば、楽しいと思ったが、そんなことはなかった・・・

木に毛鉤を引っ掛けたタイミングで、違う毛鉤に変えてみた。後で師匠に聞いたら少し沈む毛鉤のようである。ドライと思っていたけど違うみたいだ。この毛鉤の1投目で魚がかかった。岩越しで投げたので、師匠に教わった「水面で一度魚に空気を吸わせて、水面を滑らすようにして取り込む」というのができない。あーっと思っていたら逃げられてしまった。まだまだである。

魚が活性化してきたからなのか?、場所の違いなのか?、わからないけど、この日はこの毛鉤が一番よかった。まだ全然わかっていないけれど、毛鉤の違いを感じた1日であった。

イワナを釣った毛鉤

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「釣りは魚とのばかし合い」という言葉を聞いたことがある。ようやく魚と駆け引きをできる初歩段階になってきた感じがした。なかなか奥が深い。

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