はじめに
1週間仕事がお休み。大学生時代以来、30数年ぶりの各駅停車の旅に出ました。サラリーマン時代は、時間をお金で買う。新幹線一択でしたが、こういう旅をしたかったのです。
北海道&東日本パスでは、このエリアの普通列車に7日間連続乗車できます。利用期間は、2025年7月1日~9月30日に限定されます。価格は11,530円。乗れるエリアは限定されますが、青春18切符の5日間12,050円よりお得感があると思いました。
JR北海道線、JR東日本線、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線及び北越急行線の普通列車(快速含む)普通車自由席及びBRTが連続する7日間乗り降り自由です。
北海道新幹線の「新青森~新函館北斗」間内相互発着の場合に限り、別に特定特急券をお求めいただければ、北海道新幹線の普通車の空いている席(立席)がご利用になれます。
JR東日本のHPより
チケットは、駅の券売機て普通に買えました。

持ち物
荷物は、18リットルのリュックにテンカラ竿を刺してコンパクトにまとめました。あわよくば、どこかで釣りをしたいと考えています。このような時のテンカラ釣りは軽くて最適です。持っていくものは、釣竿、毛鉤やハリスのセット、あとはタモだけです。重量は500gくらいしかありません。靴はトレッキングシューズで濡れても良い。乾かす作戦としました。

残りの荷物は、着替え2セット、ズボン1本、防寒用を兼ねた雨具の上着、速乾性タオル1枚、熊鈴、折り畳み傘、歯磨きなど一式、モバイルバッテリーと電源類、iPad mini、MacBookです。
MacBookが重いですが、山登りの時も違って水のペットボトル2リットル(安いので2リットルを買ってしまう)を持っていないので、軽めです。おそらく4kgくらいです。
携帯でもブログは書けますが、3倍くらい時間が掛かるので、持っていきました。
1日目 : 新宿〜盛岡
概要
盛岡まで乗り継いだ電車は11本でした。仙台で昼食をとり、盛岡でゆっくり晩御飯を食べることができる時間帯に到着しました。
- 新宿 5:55発 → 赤羽 6:08着
- 赤羽 6:18発 → 宇都宮 7:51着
- 宇都宮 8:02発 → 黒磯 8:58着
- 黒磯 9:08発 → 新白河 9:32着
- 新白河 9:51発 → 郡山 10:31着
- 郡山 10:41発 → 福島 11:27着
- 福島 11:40発 → 白石 12:15着
- 白石 12:19発 → 仙台 13:08着(昼食)
- 仙台 14:34発 → 小牛田 15:18着
- 小牛田 15:36発 → 一ノ関 16:22着
- 一ノ関 16:27発 → 盛岡 17:59着
新宿〜仙台
新宿から埼京線に乗ってスタート。

電車の中では、ときどき本を読む。各駅電車の旅とエッセイは良い組み合わせ。ちょこっと本を読んで、風景を眺める。それを繰り返す。孤独のグルメの原作者である久住さんの「するりベント酒」読む。弁当とお酒のエッセイ。電車のなかの話もたくさん出てくる。午前中から電車でお酒を飲む久住さん。酒を飲みたくなります。
黒磯で乗り換えるとググッと旅に出た感じが出てくる。黒磯から30分くらいで新白河駅に到着。30年前と違って、乗り換えが多い。新白河で乗り換えた記憶がなく、ロングで走る列車が減ったような気がした。
新白河駅では。20分ほど乗り換えに時間があり、かけ蕎麦を食べる。ネギだけ入っているシンプルな蕎麦が好き。かき揚げを汁に入れると油っこいので、天ぷらは別々に食べたいタイプ。

今回の旅では、景色がよく見えるから電車の先頭に乗るようにしている。先頭で立って景色を眺めている人が多いことに気がついた。

仙台ではやっぱり牛タン(味太助分店いまい)
午後1時過ぎに仙台に到着。

味太助分店いまいで、牛タン定食を食べた。3枚6切で2500円。牛タンはますます高級品になってしまった。このお店は、牛タンの元祖である国分町の太助と関係あるようだ。昔食べた太助の牛タンは分厚くて、他の牛タンと違うイメージがあった。最近は多くの新しい店ができて、どこも分厚い牛タンを提供している感じがする。
駅中の牛タン通りや少し駅に近い善次郎という店に行ったら行列で、少し歩いて並んでいないお店を選んだ。

食後に駅ビルを探索。ずんだシェイク、寿司、牡蠣のみセット、笹かまのちょい飲みなど食べたいものばかり。100円で日本酒だけ試飲した。胃袋に余裕を残すため、食べすぎないようにセーブする。
仙台〜盛岡
仙台を抜けると今までにはない広大な水田が広がる。稲がしっかり実ってきている。すっかり秋だ。
岩手県は大きいけれど、真っ直ぐな複線の東北本線で一気に北上。新幹線が並走しているので、特急の通貨待ちがないのが良い。中央本線は、あずさ待ちで時間が掛かるのと対照的である。
日が傾いてきてイーハトーブの世界に入っていく。
盛岡に18時に着くとは、東京から意外と近い。とは言え、12時間以上掛かっている。この前の山歩き11時間に比べて座っているだけなので、楽ちんだ。
盛岡ではビールと冷麺(ビアフロント ベアレン・盛岡冷麺 寿々苑)
岩手県はホップの生産量の日本一。日本酒も良いけど、まずはビールだ。盛岡駅前にあるビアフロント ベアレンでラガービールと鰹のタタキを食べる。1階で食べたが、地下のお店の方が食事メニューが多いようだ。しっかり食べたい系なので少し失敗。2杯目はシュバルツという黒ビールを注文。地ビールの直営店だけあって、ビールは最高だった。


盛岡といえば、やっぱり冷麺を食べたい。駅地下のめんこい横丁にある盛岡冷麺 寿々苑で冷麺を食べる。待っている間の水道水がうまい感じがした。
冷麺は、麺が柔らかめ。ゴムっぽくなくて好みだった。中辛を注文したが、わりと辛めである。途中にお酢を入れて味変を楽しむ。スープは出汁が効いていて、ほぼ飲み切ってしまった。一味違う本場の味がした。


電車で小腹が空いた時のために、7種類の南部せんべいを買って、明日以降に備える。
くるみ入りや抹茶など珍しいものがあった。

駅近のビジネスホテルに宿泊する。
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