北海道&東日本パスによる普通列車の旅④ 青森〜秋田〜横手

宿
リゾートしらかみ

4日目:「リゾートしらかみ」に乗って、青森〜秋田〜横手

概要

鉄道好きなら憧れる「リゾートしらかみ」に乗って、青森駅から秋田駅へ向かいました。しかしながら、大雨の影響で1時間40分ほど遅延の上、東能代駅で運転取り止めとなりました。ちゃんと代行のバスが準備されて、約2時間遅れで秋田駅に到着。羽越本線で日本海側を南下して、酒田に向かうつもりでしたが、接続が悪く、奥羽本線で南下。横手駅で宿泊することにしました。

  1. 青森8:09発→東能代14:00着:リゾートしらかみは雨で東能代で運転取り止め
  2. 東能代14:20発→秋田15:42着:東能代駅から代行のバスで秋田駅
  3. 秋田駅16:45発→横手18:03着(雨で少し遅延)
「リゾートしらかみ」に乗って、青森〜秋田

北海道東日本パスで指定券を購入したら北海道東日本パス(普通車限定)でも「リゾートしらかみ」に乗れることがわかった。指定券は、たった840円。ということで、8時09分発のリゾートしらかみで、秋田に向かう。秋田まで5時間半の旅となる。

海側の席は取れず山側窓側となる。「展望席エリアがあり、そこから景色を見れます」とみどりの窓口でアドバイスを受ける。

青森駅にはリンゴジュースだけの素敵な自動販売機があった。ふじ見たことあるけど、青リンゴのきおう&トキは初めて見た。と思ったら帰りの大宮駅でトキが売っていた。。。すっきりした甘味のトキのリンゴジュース。

青森駅のリンゴジュースだけの自動販売機

リゾートしらかみの青池号に乗車。窓が大きい設計になっている。

リゾートしらかみの青池号

足元も広ーい。長い脚(笑)でも大丈夫です。

広い座席

2号車にはコンパートメントタイプもありました。

コンパートメントタイプの席

セルフレジの売店がある。スナックと飲料を置いてあるが、アルコール類はない。売れるはずだが、車内の風紀が乱れるから売っていないのだろうか?

セルフレジの売店

あいにくの雨模様だった。しかし、岩木山が見えたし、広大なりんご畑にもちょっぴり感動する。

岩木山

隣のオールドカップルはビールを朝から飲んでいる。それに何本も。すごい。準備が素晴らしい。りんごジュースも美味しいけれど、長時間の旅。ビールを買っておけばよかった。久住さんの「するりベント酒」を読んでいたので、なおさらお酒と弁当だった。車内のセルフレジを見に行ったけど、つまみは多いがお酒はなかった。お弁当は前日の14時までに注文すれば、深浦などの途中の駅で届けてくれるサービスもあることを車内のパンフレットで知った。

五所川原から楽器箱を持った男性が乗ってくる。イベントスペースエリアで楽器とパイプ椅子を準備して、三味線の演奏会。鯵ヶ沢までの20分ほど演奏してくれるというサービスがあった。

津軽三味線の演奏会のサービス

車内販売の人が乗ってきたので、果肉まで赤いりんごチップを購入。どら焼き3個セットもあった。

車内販売のりんごチップス

セルフレジでは、東北限定の柿の種。田子にんにく味を購入。ビールに愛想な柿の種である。東京でも売って欲しい。

東北限定の柿の種(田子にんにく味)

鯵ヶ沢から海岸線を走り続ける。千畳敷には15分停車。

千畳敷駅で15分停車

道路を渡って海岸までいく。雨風が強くて、傘が役に立たないほどの天気。。

千畳敷

千畳敷で写真を1枚撮って、足早に車内に戻った。

千畳敷駅

その後も海岸沿いをゆっくり走る。深浦付近の眺望が特に良い。

これぞリゾートしらかみの車窓からの風景

先頭車両では展望を楽しむ。なんだかいい感じに忙しく、楽しい電車だ。

先頭車両の展望席

雨が強いため、深浦から能代の間は徐行運転。深浦駅で、反対側の列車が遅れており、40分ほど停車。

深浦駅で反対電車が来るのを待つ

この列車も深浦から徐行運転となる。ゆっくり景色を眺められる。土砂崩れなどあれば泊まることができる速度での運行なのだろう。線路に張り出した草木にぶつかりながら電車はバリバリ進む。

張り出した草木の中をぶつかりながら進む列車

山側に座っているが白神山地は雲の中。普段山派だけど、リゾートしらかみでは海派をお勧めする。能代に近づくにつれて、風力発電が目立ってくる。

秋田は風力発電のメッカ

能代駅を出たところで、東能代から秋田方面は運転取り止めとなる。代替のバスが出て秋田駅に向かう。東能代駅数分前の連絡。日本人は良いけれど、英語の放送もなく、外国人観光客が多ければ混乱していただろう。写真に大きな雨粒が映るほどの雨。

代行バスに乗車

高速道路も通行止めで、バスはUターン。色々起こってどうなることやら。予定がないから今後どうななっても構わない。飛行機やホテル予約していたら大変。ホテルは直前の予約で正解だった。

ようやく着いた秋田駅

ようやく着いた秋田駅。ここで水分補給のため、利き酒3点セット。右から春霞、本庄、山本。いずれも純米吟醸。右から辛口、甘口、すっきりという味わい(だと感じた)。一番好みは真ん中の本庄だった。つまみはハタハタの燻製。ハタハタはあまり取れていないと店員さんから聞いた。

秋田駅で利き酒セットを楽しむ

小腹が空いた時のために、ヤマキウ秋田味噌せんべいを購入しておく。秋田の家庭の多くは、ヤマキウ秋田味噌派である。

秋田味噌のお煎餅
秋田〜横手

秋田から横手に向かう奥羽本線の電車は、学生たちで混み合う。立っている人も多い。都会の人から見ると、1時間に1本だと不便そうである。

雨で曇って外が見えず。暗くなってきた奥羽線で横手に向かう。暗くなってくると、寂しくなる。電車旅は昼間に車窓を見るのが良い。少し電車が遅れて、横手駅に着く。ひどい雨であり、駅から徒歩30秒のホテルを取った自分を褒めてやりたい。

横手駅も大雨
ホテル「プラザイーストキャビン」

上の写真を見ると。さぞかし高級なホテルに宿泊したと思われたかもしれないが、ホテルに併設されたカプセルホテル。ホテルに併設されたカプセルホテルでは、「ゆとりろ日光」での成功体験がある。

「ゆとりろ日光」の記事はこちら

横手プラザホテルの2階にある「プラザイーストキャビン」というカプセルホテル。4千円台で泊まることができて、隣のサウナ付き温泉にも入ることができる。さらに、併設する居酒屋で生ビールグラスが無料。夜鳴きそばも付いている。旅にはタイパは不要だが、コスパは好きである。

カプセルホテルのプラザイーストキャビン

本日の寝床。入り口にはロールカーテンが付いてプライベート空間を確保できる。テント泊に比べれば随分快適だ。

カプセルタイプの部屋

綺麗に清掃されていて、気持ちが良い。

本日の寝床

荷物はロッカーがあり、安心。

荷物保管用のロッカー

仕事や食事できるラウンジもある。オンライン会議をしているサラリーマンもいて、お疲れ様と思う。

綺麗なラウンジ

2軒隣りに温泉があり、無料で入ることができた。露天風呂やサウナもある大きな温泉施設。弱アルカリ性のお湯で肌がツルツルになる。すごい効果を実感できた。

併設する温泉施設

さらに、夜鳴きそばも無料で提供される充実ぶり。

夜鳴きそば

夜ご飯を食べたのに、親鶏そばを頂く。さっぱり醤油で美味しい。

親鶏そば
さけ処 和凛

大雨だったので、外には出る気になれず。ホテル内のお店「さけ処 和凛」で晩御飯。ここが美味しかった。2人の料理人が小気味よく料理を作っている。見るだけでも気持ちいい。焼き鳥を丁寧に焼いている。海鮮もあるけれど、鳥料理が美味しそう。

一杯目のグラスビールは、ホテルに泊まっていると無料サービス。3品のお通しで喉をうるおす。

無料のグラスビール

次に、鳥の半身揚げ、長芋の醤油漬けに天の戸という日本酒を注文。ローストチキンなどかぶりつく鳥肉が好きなので、満足。長芋醤油漬けには秋田名産のとんぶりがのっていた。秋田の料理には、秋田の地酒が合う。

本日のメイン

〆は焼き鳥丼にしたた。焼き鳥を食べようと思ったけれど、小腹も空いているので、焼き鳥丼で一石二鳥。ホテル内ので期待していなかったのだけど、料理は全て満足だった。

〆の焼き鳥丼

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