北海道&東日本パスによる普通列車の旅(番外編)深谷散歩

散歩
深谷と言えば、ふっかちゃん

はじめに

有効期限が連続7日間の北海道&東日本パス。旅行は5日間だったので、残ったパスを使って、深谷に行ってきました。深谷は新しい一万円札の渋沢栄一氏のゆかりの地。そして深谷ネギとふっかちゃんというキャラクターも有名です。そして煉瓦造りの建物を活用した歴史的な街並みが魅力であります。

深谷散歩(七ツ梅横丁・旧中仙道 深谷宿)

東京駅で山形県産ラ・フランスジュースを購入。東北旅行の思い出に浸る。

東京駅から高崎線の15両編成の車両の先頭に乗る。深谷の一駅手前の籠原駅で連結の切り離しがあり、10両編成になる。そのため、後ろの車両に乗り換える必要があった。

籠原駅での連結切り離し

深谷駅に到着。渋沢栄一氏が設立した日本煉瓦製造の工場があり、そのレンガが東京駅丸の内駅舎の建設に大量に使われた。そのため、東京駅を模して建てられた深谷駅。プチ東京駅見みたい。レンガ風のタイルで作られているためなのか、インパクトはあるけれど、おもちゃのお城っぽい感じ。

レンガ風作りの深谷駅

駅前には、渋沢栄一氏の銅像が鎮座している。街の象徴の一つ。

渋沢栄一氏の銅像

旧中仙道まで駅から歩いていく。江戸時代の深谷宿は中山道で江戸から数えて9番目の宿場であり、中山道最大規模の宿場として栄えていた。1.7kmの間に、本陣1軒、脇本陣4軒、旅籠が80軒もあったとのこと。今は下の写真の通りその面影はないが、酒屋、お茶屋など老舗の店がポツポツ並ぶ。

旧中仙道

お茶屋さんで自家焙煎のほうじ茶を購入する。

中仙道沿いに下っていくと、「七ツ梅横丁」というのがあった。江戸時代から続いた酒造の跡地を利用した横丁。昭和のレトロ空間が広がり、多様なお店が揃う。ここが面白かった。

酒造跡地にある七ツ梅横丁

一番素敵だったのが古本屋の「須方書店」。実家にある親父の本を売ると大切に扱ってくれる感じ。是非売りたいと思える古本屋だった。

古本屋の須方書店

この古本屋さんは、Netflix配信「忍びの家」の最終回で使われたとのこと。

忍びの家のロケ地にもなった古本屋

4冊の本を購入。

理解できないのに鈴木大拙氏の「禅」を買ってしまう。2冊は最近ハマっている釣りの本。「季刊東北学」には、6月に行った雲南省の梅里雪山やラオスのモン族のことが書かれていて、ついつい購入。

4冊購入

古本屋さんの横の壁。昭和以前の雰囲気を醸し出している。

古本屋の建物

レンガの街であり、鬼瓦の表札も体験で作れるようだ。

鬼瓦の表札

酒造を改造した建物に「深谷シネマ」という映画館もあった。

深谷シネマ

「深谷シネマ」の上映ラインナップも渋い。

深谷シネマの上映スケジュール

旧酒造の煙突が残っていて、「七ツ梅横丁」のシンボル的な存在である。

七ツ梅横丁

一角にある台湾料理屋「臺灣莊」で昼食。

台湾料理屋「臺灣莊」

ルーローハン(魯肉飯)に鶏肉がのったミックス丼を頂く。

ルーローハン(魯肉飯)に鶏肉がのったミックス丼

デザートに豆花を注文した。

デザートに豆花

旧中仙道を歩いていくと「糸屋製菓店」があり、立ち寄ってみる。

糸屋製菓店

翁最中が有名なお店だった。餡子にカカオが織り込まれた少しビターな最中を買って、歩きながら食べた。餡子とカカオが素晴らしくマッチして、甘い&苦い絶妙な餡子であった。

翁最中

深谷宿の西の端に、「常夜灯」が残っている。天保11年(1840年)に建てられたものである。

常夜灯

最後に、駅前にある「からくり時計」に立ち寄る。普段は、ふっかちゃんが見えているが、午前7時から午後8時、午後11時の定刻になると、上に押し出され下から渋沢栄一氏が現れらしい。渋沢栄一氏を是非見たいという気持ちが湧かず、30分待たずに電車に乗って帰宅した。

「からくり時計」のふっかちゃん

北海道&東日本パスによる普通列車を使って、1週間の旅を楽しみました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました