四国歩き遍路10日目|八十八ヶ所(25-26番) 民宿とうの浜へ!津照寺・金剛頂寺と長き海岸線

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 快晴

 * 歩行距離: 34.5km(※GPSの実測値)

 * 累積標高: 上り 212m / 下り 215m(※GPSの実測値)

 * 時間: 9時間9分(活動8:46、休憩0:23 ※実測値)

 * 困難度: ★★★☆☆

 * 宿泊地: 民宿とうの浜

 * 参拝した札所と区間距離(ガイドブック参考):

    うまめの木 〜 第25番 津照寺:4.6km

    第25番 津照寺 〜 第26番 金剛頂寺:5.8km

    第26番 金剛頂寺 〜 宿(民宿とうの浜):24.6km

    (※設定ルートの合計:35.0km)

休息明けの出発、室戸の港町を抜けて第25番 津照寺へ

昨日は休足日であったが、足の筋肉疲労はそう簡単には抜けるものではない。雨が降ると靴が濡れて足裏がふやけ、マメができると心配したが、冷却効果もあったのか幸いにもマメはできなかった。一方、今日のような晴れの日は、足の裏が摩擦でかなり熱を持つ。皮膚が摩擦に負けてしまいマメになるのが心配だ。自分の場合は筋力より足裏の皮膚が先に限界に来そうなので、ガンガン歩きすぎないように気をつけよう。

テーピングとワセリンのケアを済ませ、海沿いを歩き始める。

宿を出てすぐ、感動的な景色に出会った。満月に近い月が、ちょうど海に沈むところだったのだ。昨日は夕日を見て、今日は満月を見る。自然の雄大さに活力が湧いた。

室戸の港町を歩いていく。かつて遠洋漁業で栄えた活気ある名残を感じながら進む。途中、昭和9年に襲来した「室戸台風」の石碑を見た。当時の世界最低気圧911hPaを記録した猛烈な台風の記憶が刻まれていた。

ほどなくして第25番 津照寺に到着した。

こぢんまりとしているが、下から見上げると威厳があり格好良いお寺だ。港のすぐ近くにあり、海からよく見えるため「仏の灯台」とも呼ばれている。海の安全を守る「楫取地蔵」が祀られており、本堂へは急な石段を登らなければならない。石段の上からは、室戸の港と太平洋が見渡せた。境内には神社もあり、神仏習合の歴史を残すお寺のようだ。

再びの登り、第26番 金剛頂寺への遍路道

津照寺での参拝を終え、次の第26番 金剛頂寺へと向かう。

道中、数多くの津波避難タワーを見かける。津波避難場所の表示も多く、この地域の人々の地震や津波への意識の高さが窺える。

金剛頂寺は標高165mの山の中腹にある。しばらく歩いた後、再び本格的な登りの遍路道に入った。

息を切らせながら坂を登りきると、静かな木立に囲まれた金剛頂寺に到着。ここは「西寺」とも呼ばれ、昨日参拝した最御崎寺(東寺)と対をなす歴史あるお寺だ。境内には大きなクジラの供養塔があり、捕鯨と共に生きてきた室戸の歴史を深く感じることができる。いつものように本堂と大師堂で般若心経を唱えた。

果てしなく続く土佐の海岸線、西へ向かう修行の道

金剛頂寺を下り、再び国道55号線へ合流する。ここからは、ひたすら西へと向かう果てしない海岸線歩きの始まりだ。25kmもの道のりをひたすら歩く。

土佐の国「修行の道場」の本当の厳しさは、アップダウンのある山道だけでなく、逃げ場のない直線の舗装路を延々と歩き続けることにある。

昨日の休息が良かったのか、あるいは今まで歩いてきた距離がそうさせるのかはわからないが、心なしか穏やかな気持ちで歩くことができた。これも修行の成果なのかもしれない。イヤホンで音楽を聴くようなことはせず、歩きながら思考を巡らせたり、妄想したりする時間を楽しめるようになってきている。

途中、昔の面影を残す吉良川の町並みを歩く。

かつて林業、特に木炭生産が盛んだった町だ。暴風を防ぐための立派な石塀が多く残っている。また、暴風多雨の気候から外壁を守るため、「水切り瓦」と呼ばれる小さな庇が壁に段々とついているのも特徴的だ。

「町並み館」にも立ち寄ってみた。ひな祭りフェアが開催されており、さらに日本の町並みを紹介した面白い本も発見した。以前ブログで紹介した静岡県の「赤沢宿」も載っていた。

※赤沢宿を訪問した時のブログは、こちら→

残って欲しい日本の風景「天空の集落・赤沢宿」|江戸時代の面影を残す宿場町

羽根川の横にある昔ながら、「お倉饅頭」というお店に立ち寄る。和栗あんの饅頭(5個)を本日の昼食とした。和栗餡というのが少し変わっていて美味しい。

ふと振り返ると、遠くに海岸線が見える。すべて自分が今まで歩いてきた道だと思うと、少し達成感を感じる。

しかし前方に目を向けると、うっすらと遠くまで半島が続いているのが見える。「あんなところまで行くのか」と、改めて道のりの長さを思い知らされた。

35kmも歩くと、休足日で足がリフレッシュしたとはいえ、重い荷物を背負い続けているため腰や肩にもじわじわと疲れが溜まってくる。

今宵の宿「民宿とうの浜」へ

今日の宿まで、あと500メートル。

長い海岸線の歩きを終え、今日の目的地である「民宿とうの浜」に到着した。金剛頂寺から24.6km、トータルで34.5kmの長い1日だった。次なる難所、第27番神峯寺のある山も見える。

靴を脱いで足を開放した瞬間の安堵感は、毎日味わっても決して慣れることはない最高の瞬間だ。すぐにシャワーを浴びて、テーピングを剥がしマメの状況を確認する。うーん、今度は右足の小指に水ぶくれが出来ていた。丁寧に水抜きの処置をする。

晩御飯は、今での魚中心の料理から鶏肉と野菜の蒸し料理。塩もかけないで、そのままで野菜の旨みが出ていた。

再び、お遍路仲間の「四国遍路日記」さんと再会した。今日、一足先に第27番神峯寺へ登ってきたとのことで、貴重な情報をいただいた。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

【おまけ:AIでのタイムスケジュール検証】

参考までに、出発前にAIで作成したタイムスケジュールと実際の実績を比較してみる。やや余裕をみた計画なので、早めに着いたが、事前の計画立案やペース配分の確認として、十分役に立つことがわかった。

10日目:海沿いロングウォーク(総歩行距離:約35.3km / 荷物9kg)

 * 06:20|うまめの木 出発 (★実際は 6:25)

   * 🚶‍♂️ 約6.5km 【設定:4.1km/h】朝の快適ペース

 * 07:55|25番 津照寺 到着 (★実際は 7:20)

 * 08:20|25番 出発 (★実際は 8:10)

   * 🚶‍♂️ 約3.8km 【設定:3.0km/h】登りの慎重ペース

 * 09:35|26番 金剛頂寺 到着 (★実際は 9:00)

 * 09:55|26番 出発 (★実際は 9:25)

   * 🚶‍♂️ 約10.0km 【設定:4.0km/h】標準維持ペース

 * 12:25|吉良川周辺で昼食・休憩 (★実際は 10:40 ※距離の計算誤差があったが全体の合計は一致)

 * 13:10|吉良川 出発

   * 🚶‍♂️ 約15.0km 【設定:3.9km/h】疲労を考慮した安全ペース

 * 17:00|民宿とうの浜 到着! (★実際は 15:40)

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