【本日の記録】
* 天気: 晴れのち曇り
* 歩行距離: 36.0km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 516m / 下り 522m(※GPSの実測値)
* 時間: 10時間3分(活動9:39、休憩0:24 ※実測値)
* 困難度: ★★★★☆(神峯寺への登りと28kmロングウォーク)
* 宿泊地: 民宿かがみ宿(香南市)
* 参拝した札所と区間距離(ガイドブック参考):
民宿とうの浜 〜 第27番 神峯寺:3.9km
第27番 神峯寺 〜 民宿とうの浜:3.9km
民宿とうの浜 〜 宿(民宿かがみ宿):28.0km
(※設定ルートの合計:35.8km)
荷物を預けて身軽にアタック!土佐屈指の難所「真っ縦」へ
朝の儀式、テーピング。当然、足に貼る。靴下に穴が空いたので、靴下にも貼る。お線香を入れる箱も潰れてきたので、箱にも貼る。なんでも役に立つテーピングだ。それにしても、モンベルの靴下がたった7日間で穴が開くとは…。



朝食は洋食である。面白いのは、昨晩に引き続き蒸し料理だということ。パン、ソーセージ、卵、茄子が全て蒸されている。結構おしゃれだ。若い人たちがやっている宿だけのことはある。

いざ出発。今日はお遍路ならではの戦略を使う。
これから向かう第27番・神峯寺(こうのみねじ)は、標高400m以上の山の上にある。「真っ縦(まったて)」と呼ばれる土佐屈指の急な登り坂が待ち構えている難所だ。海岸近くから一気に標高を上げるため、まるで真っ直ぐに切り立った崖のような急勾配が続くことから、そう呼ばれているらしい。
幸いにも今日のルートは、登頂後に再び同じ道を下って戻ってくる往復ルート。そこで「民宿とうの浜」に重いメインザックを預かっていただき、サブバッグのみの「空身」でアタックすることにした。
荷物がないだけで、足取りは羽が生えたように軽い。しかし、相手は真っ縦。決して油断せず、息を乱さないスローペースを意識して、一定のリズムで急勾配を登っていく。
途中、ベトナムのサパを思わせるような綺麗な棚田があった。(※先月発売した旅日記&ガイドブックも読んでみてください)

最初は舗装道路で高度を上げていく。そして好きなトレイルに入る。荷物がないのでハイキング程度の感覚だ。


ちょいちょい、つづら折りの自動車道を横切る。

最後は再び舗装道路の上りに戻るが、昨日教えてもらっていた通り、山門までは1時間で到着した。
第27番 神峯寺へ参拝、そして下山
山上の境内は静寂に包まれており、登り切った達成感と共に本堂と大師堂で般若心経を唱える。


参拝を終え、下山を開始する。
登りよりも下りの方が足裏への負担が大きい。ここでも慎重なペースを守り、確実に山を下っていく。今度は太平洋を見下ろしながらの道のりだ。行きと帰りでこんなに景色が違うものなのかと驚かされる。
無事にベースキャンプである「民宿とうの浜」へと帰還した。預けていた荷物を回収し、ここからが本日の第二部の始まりだ。
再び荷物を背負い、安芸の街で絶品ランチ
フル装備の重みを取り戻した体で再出発。ここからは海沿いの国道を西へと進む。
今日は「焦って歩かない」をモットーにする。まずの目標は、10km先の安芸市だ。
安芸市は昔、阪神タイガースがキャンプをしていた場所。そういえば、この間飲んだお酒に「安芸虎(あきとら)」というものがあった。阪神タイガースのキャンプ地にちなんだ名前かと思いきや、実は戦国時代にこの地を治めていた武将「安芸国虎(あきのくにとら)」の名前が由来らしい。
歩き遍路は、自分で一歩を進めなければゴールにはたどり着かない。たとえ小さな70センチ位の一歩でも、その積み重ねが大切なのだ。
道の駅「大山」で、恋人の聖地という岬を通る。

その先、お遍路シールがいっぱい貼られていて先輩方の力強い意志を感じるポイントで曲がる。ラブホテル(歩き遍路用の宿ではない)の脇を抜けて海岸に出ると、そこからは快適な堤防の上を歩いて行く。

安芸市の町中にケーズデンキが見えてきた。最初は小さかった看板が、どんどん近づいてくるにつれて大きくなる。歩き遍路にとっては「安芸市と言えばケーズデンキ」というほど立派な目印だ。

土佐くろしお鉄道と並走しながら、歩みを進める。

安芸の町中にある「カフェ ハマカワ」で昼食タイムとした。ランチのメニューは一択しかないが、地元の食材で作られた豪華なセットだ。栄養のバランスが半端ない。店内は地元の常連さん達で賑わっていた。

海沿いの自転車道を快走し、今宵の宿「民宿かがみ宿」へ
しっかりとエネルギーを補給し、安芸を出発する。道中は、なかなか昔ながらの風情ある町並みを抜けていく。



ここからの区間は、かつての鉄道跡などを利用した自転車道(サイクリングロード)が整備されている。車を気にすることなく歩けるフラットな道だ。できるだけ足裏に負担のないペースを維持する。

毎日の日課。後ろを振り向いて、長い海岸線を見て、今日の成果を確かめる。

途中、琴ヶ浜の展望台で小休止を挟みつつ、ペースを落として歩き進める。


ようやく、今日の目的地である「民宿かがみ宿」に到着した。15時から雨予報だったが、幸いにも降り出すのが遅れ、雨に降られずに宿入りできた。一軒家で、まるで親戚の家に来たような温かい宿だった。

朝の激坂アタックから始まり、午後の自転車道でのフラット歩き。ペースの切り替えがうまくいった一日だった。今日も無事に歩き終えた足に感謝しながら、お風呂でしっかりと汗を流す。
晩御飯は、ハンバーグにカレーうどんというボリューム。キンカンに、今旬の柚子くらいの小さな果物の黄金柑が、さわやかな香りで果汁がたっぷりで美味しかった。



明日は高知入り。必要なもの(まずは靴下)を買い出しする予定だ。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。


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