四国歩き遍路12日目|28番大日寺から31番竹林寺まで!4ヶ寺を巡り高知市街地へ

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 晴れときどき曇り

 * 歩行距離: 約32.4km

 * 累積標高: 上り 294m / 下り 297m

 * 時間: 8時間56分(活動7:39、休憩1:17)

 * 困難度: ★★★☆☆(平坦な道が多いが、距離が長いため)

 * 宿泊地: 高知市内のビジネスホテル

 * 参拝した札所と区間距離:

   * 民宿かがみ宿 〜 第28番 大日寺:約8.0km

   * 第28番 大日寺 〜 第29番 国分寺:約9.2km

   * 第29番 国分寺 〜 第30番 善楽寺:約6.9km

   * 第30番 善楽寺 〜 第31番 竹林寺:約6.6km

   * 第31番 竹林寺 〜 坂本周辺バス停:約0.5km

      (総距離:約31.2km)

温かい宿を出発し、第28番 大日寺へ

昨日のブログのタイトルに「自転車道の快走」と書いたが、実際はマメの痛みを堪え、足を引きずりながらやっと辿り着いたというのが実情。マメ問題は依然として継続中だ。

宿泊した「民宿かがみ宿」は、冬季ということもあってか宿泊客は自分ひとり。おかげで静かにゆっくりと休むことができた。

朝ご飯

冬の歩き遍路は「寒いから」と敬遠されがちだが、実は2月下旬からの時期は非常に歩きやすい。気温10℃くらいが一番快適なのだ。朝は長袖シャツに袖ありの白衣、手袋着用で歩き始めこそひんやりするが、動いているとちょうど良くなる。昼間は15℃くらいまで上がり、日が当たると腕まくりをして汗ばむほど。虫もいないし、冬の遍路は思いのほかおすすめだ。

今まで雨の日以外は長袖シャツと白衣だけで歩いていたが、今朝は気温が6℃くらいと寒かったので白衣の下にさらに長袖を1枚着込んだ。3枚重ねておけば十分に対応できる気温なので、歩く分には全く問題ない。

朝日が昇るタイミングで宿を出発。正規のへんろ道とは違うが、防波堤の上に登って歩くと海風がとても気持ちいい。そのまま赤岡駅まで歩き、そこから車道に入って海から離れた。

まずは8km先の第28番・大日寺を目指す。道中は比較的フラットで歩きやすい。体が冷えたので、道中のファミリーマートでコーヒータイムを取りつつ、最後は民家の横の細道を抜けて大日寺に到着した。

大日寺は境内が静かで、四季折々の花が咲く「花の寺」としても親しまれている。さらに奥の院には、弘法大師が楠に爪で彫ったと伝わる「爪彫薬師」があり、首から上の病気にご利益があるそうだ。

今日はたまたま本堂が開放されており、中に入って座ってお経をあげることができた。ちなみに、本堂を開放するかどうかは住職の気まぐれだそうだ。運が良かった。

歴史ある第29番 国分寺から、数奇な運命の第30番 善楽寺へ

大日寺での参拝を終え、次は約9km先の第29番・国分寺へ向かう。

高知平野に入ったため平らな道が多く、のどかな田んぼの中を進む。

道中、この前みた高知特有の「水切り瓦(雨よけのために壁に何段も瓦の庇をつけたもの)」が施された立派な蔵を見かけた。

歩いていると、道端で地元の方から飴のお接待をいただいた。人の温かさが身に染みる。

国分寺の近くで、名物の「へんろいし饅頭」を購入し店内でいただいた。蒸したてでほかほかと温かく、冷えた体が芯から温まる。地元の人も頻繁に買いに来るという人気ぶりにも納得の美味しさだった。

国分寺は、聖武天皇の命で建てられた由緒あるお寺だ。ヒノキ並木の向こうに、木造の本堂と太子堂が並ぶ姿は非常に趣深い。特に目を引くのが本堂の美しい屋根。これは「こけら葺き(柿葺)」といって、薄い木の板を何枚も重ねて作られた伝統的な造りだ。スギゴケが広がる美しい庭園と、国の重要文化財に指定されている重厚な本堂が、このお寺の歴史の長さを静かに物語っていた。

境内には断酒を願う「酒断ち地蔵」という少し珍しいお地蔵様もいらっしゃる。お酒が美味しい高知ならではだろうかと思う。

さらに西へと歩みを進め、約7km先の第30番・善楽寺へ。しばらく車道を外れて田舎道を歩くのが楽しい。こういう道こそ、良いへんろ道だ。

逢坂峠を越えると、徐々に街中に入っていく気配を感じる。

善楽寺は国分寺の重厚さとは打って変わり、パッと明るく新しい雰囲気のお寺だ。

実はここ、明治時代の廃仏毀釈で一度廃寺になり、長らく別のお寺と「30番札所」の座を二分していたという複雑な歴史を持つ。平成に入ってようやく単独の30番として落ち着いたそうだ。

ここでの参拝を済ませ、本来の予定だった本日の「打つ」予定は完了したのだが……。

急遽予定変更!31番 竹林寺へ

今日は30番を打って終わるつもりだったが、昨晩の宿で「31番まで行って下りたら、そこから高知市街の駅まで1時間に1本バスが出ているから、そうするといいわよ」というアドバイスをもらっていた。時間と体力に少し余裕があったため、急遽31番まで打つことに決めた。

高速道路の高架下という、少し面白みに欠ける道を歩いて31番の竹林寺に向かう。

途中、高知中央インターチェンジ近くのセルフうどん店「たもや」で昼食にかけうどんを食べる。自分でうどんをテボ(振りザル)に入れて10秒ほど湯煎するという本場・四国ならではのスタイルだ(香川県以外の人にはかなり新鮮だと思う)。かけうどんを頼んだが、無料のネギやワカメなどの薬味をたっぷり乗せたら、ほぼ「わかめうどん」になった。美味しい。

道中、とさでん交通後免線(路面電車)の文珠通駅の横を通り過ぎる。本来の計画はここで電車に乗る予定だった。

31番の竹林寺は、五台山という小高い山の上にある。

山の上の「高知県立牧野植物園」の敷地内を一部歩かせてもらうと、モクレンが咲き始めていた。

近代的な建築デザインと美しく整備された植物園を抜けると、ふいに竹林寺の境内に飛び込む。最新の施設から、行基開創・弘法大師ゆかりの荘厳な古刹(立派な五重塔もある!)へと景色が一変するこのギャップがなんとも激しく、面白い。

参拝を終え、下りは幅の広い石畳の階段をひたすら下る。

麓の道路に出て、坂本周辺のバス停から高知市街地のホテルへ移動しようとしたのだが……聞いていたほどバスの本数がなく、どうやら乗り場も違っていたようだ。事前にしっかり確認しておけばよかったと少し反省。

都会のオアシスでリフレッシュ

高知市内の繁華街近くにあるビジネスホテルに無事チェックイン。

夕食は、毎日健康的な和食が続いていた反動で、フライドポテトなど久しぶりのジャンクフードを食べた。ドリンクもセットにして、ついアルコールも飲んでしまった。たまにはこういう日があってもいい。

その後、靴下、テーピング、ワセリン、キズパワーパッドを購入。マメ対策など、足回りのケア用品は本当に大切だ。これで当分は持つだろう。

痛い足を引きずりながらも、一歩ずつ進むしかない。難所・足摺岬までの道のりは遠く、到達できる見込みはまだまだ立たないが、焦らずに進んでいく。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

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