四国歩き遍路14日目|八十八ヶ所(36番) 青龍寺から一福旅館へ!浦ノ内湾フェリーの快適ワープと海に浮かぶ絶品貝ランチ

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 晴れ

 * 歩行距離: 40.0km(※うち約14kmはフェリー乗船)

 * 累積標高: 上り 247m / 下り 242m

 * 時間: 8時間56分(活動8:42、休憩0:14 ※GPS実測値)

 * 困難度: ★★☆☆☆(距離は長いがフェリーでワープしたため星2つ)

 * 宿泊地: 一福旅館(須崎市)

 * 参拝した札所と区間距離(目安):

   * ビジネスイン土佐 〜 第36番 青龍寺:約10.6km

   * 第36番 青龍寺 〜 一福旅館:約22.1km

   * 総距離:約32.7km

早朝の出発と、塚地トンネル越え

今日の朝食は、昨日おしゃれなカフェで買っておいたトトロのパンと、きゅうり、そして文旦。

今日はある理由があって、宿を早く出発した。埋立から横浪まで、遍路ルートにもなっている10時5分発のフェリーに乗るためだ。

毎日疲れて早く寝るから、自然と早く起きるという良いサイクルができており、早起きは全く苦にならない。朝5時半から歩き始めたが、外はまだ真っ暗だった。

今日の気温も3℃くらいと低め。道中、キャンプ泊をしている歩き遍路さんに会ったが、「夜は寒かった」と仰っていた。

まずは土佐市街を抜け、第36番・青龍寺を目指す。山を越える「塚地峠」と、舗装された「塚地トンネル」を抜ける2つのルートがある。今回は先を急ぐため、フェリーの時間に確実に間に合わせるようトンネルルートを選択した。

トンネル内は歩道が広くて歩きやすい。車が通る音の大きさはやむを得ないが、快適に進むことができた。

歩いていると、遠くから鹿の鳴き声が聞こえた。四国をずっと歩いているが、実は野生動物と遭遇することは少なく、鹿の姿を見たのもまだ1頭くらいだ。

トンネルを抜けると視界が開け、海沿いの宇佐の町に出た。海風が心地よい。ローソンがあったので、温かいコーヒーで小休憩をとった。

宇佐大橋を渡り、第36番 青龍寺へ

宇佐の町から青龍寺へ向かうには、浦ノ内湾の入り口に架かる長大な「宇佐大橋」を渡る。橋の上からは、雄大な太平洋と穏やかな湾の景色が両方楽しめて非常に気持ちが良い。

朝日が昇って間もない時間帯だったため、海面全体がキラキラと輝いていた。防波堤では釣りをしている人の姿も。「何が釣れるのかなあ」なんてのんびり考えながら進む。

横浪半島の先端へと進んで第36番・青龍寺に到着。お寺自体は海の眺めが良い場所にあるわけではなく、谷間のずっと奥まった静かな場所に建っている。

ここは唐の青龍寺で修行した弘法大師が、日本に帰ってからその恩返しとして建てたと言われる由緒あるお寺だ。(※ちなみに、第68代横綱・朝青龍の四股名はこのお寺に由来している。彼が留学していた明徳義塾高校がこのすぐ近くにあり、当時の校長先生が青龍寺から名付けたそうだ)。

本堂へ向かうには、最後に長い石段が待ち構えている。疲れた足にはなかなか堪えるが、一歩ずつ登りきった。波切不動明王が祀られている本堂で、読経を済ませる。

これで本日の「打つ」予定は完了。今日は早く出発したおかげで時間に余裕があり、昨日のように小走りになる必要がなくて気が楽だ。

浦ノ内湾フェリーと鳴無神社、そして海に浮かぶ絶品ランチ

青龍寺から埋立のフェリー乗り場までは歩いて1時間弱。待合室でゆっくり足を休める。

ここから横浪までフェリーに乗船するのだが、1日3便しか運航していないため事前の時間確認が必須だ。10時05分発の便に乗り、約50分で横浪に着く。波も穏やかで快適な船旅。料金は620円、今日も見事にワープ成功だ。

船上からは、先ほど自分自身の足で渡った宇佐大橋が見えた。

この浦ノ内湾は奥深く入り組んだリアス式海岸になっており、波が非常に穏やかなため、ハマチやマダイなどの養殖がとても盛んに行われているらしい。

フェリーを降りた後は、湾の南岸と北岸を交互に回るようなルートを進む。一緒に船に乗ったサイクリストさんに「土佐の宮島」とも言われる鳴無(おとなし)神社には行ったほうが良い」とアドバイスされたため、フェリーでひとつ先まで行った。そこは南岸。少し距離ば長くなるが寄り道してみた。

まずは鳴無神社に参拝。海に向かって立つ鳥居が絵になる、非常に美しい神社だ。

お昼ご飯は、鳴無神社の近くにある「食堂 浮橋」へ。この食堂、なんとお店の建物がそのまま海の上に浮いている。

おすすめの「貝焼きセット」を注文。エビ、とこぶし、はまぐり、アサリ、そして色鮮やかなヒオウギ貝。サザエは「蒸したほうが美味しい」とのことなので蒸してもらった。貝を特製のタレをつけていただく。これがもう、まずいはずがない。間違いない美味しさだ。さらに貝めし、お味噌汁、魚のすり身の天ぷらまで付いてくるという超豪華版。

お店の裏手には船着き場があり、船で直接食べにやってくるお客さんもいるらしい。なんて贅沢なんだろう。

昨日も今日も素泊まりだったため、お昼にガッツリと美味しいものを食べることができ、エネルギーも気持ちも満タンになった。

雨の中、室戸岬の海岸を歩いた辛い日もあった。一方で、今日みたいに晴天で穏やかな景色の中、美味しいものに巡り会える日もある。良い時もあれば、悪い時もある。お遍路の道程に、なんだか「人生の縮図」を感じた。

午後になり暖かくなってきたので、道端でパーカーを脱いでいると、通りかかった車がスッと止まり、お茶のお接待をしていただいた。さらに驚いたことに、その後へんろ小屋で休んでいる時にも別の方からお茶のお接待が。今日は人の心の温かさに触れる出来事が多く、ポカポカとした気持ちで歩くことができた。

余裕を持って須崎市へ!「一福旅館」に到着

須崎へ向かう道中、歩道のない「鳥坂トンネル」は車が近くて怖かったが、ヘッドライトの赤色点滅をつけて車からしっかり視認されるように注意して歩いた。サイクリストの方の情報によると別ルートは眺望がないとのこと。そのため、このトンネルルートを採用した。

驚くことに疲労感は全くなく、お昼に食べた貝の出汁の余韻だけで、須崎まで気持ちよく歩き切ってしまった。

時間と体力に余裕を持ったまま、本日の宿「一福旅館」に到着した。

須崎駅の近くにある、木を多く使った綺麗な雰囲気のお宿だ。今は素泊まりしか受け入れていないとのこと。立派なのに、少し残念。

晩御飯は、月曜日定休日が多くて、夕食難民。また無駄に足を使う。須崎名物の鍋焼きラーメンを食べたかったが、食べられず。結局ガストですませた。全ては上手くいかない。

両足の小指にできたマメは硬くなってきており、歩く時にほとんど痛みを感じなくなってきた。体が順応し、良い循環に入っている証拠だ。しかし、こういう時こそ油断大敵。足のケアは怠らず、明日も気を引き締めていく。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

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