四国歩き遍路15日目|八十八ヶ所(37番) 岩本寺宿坊へ!「そえみみず遍路道」を越えて四万十の地へ

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 快晴

 * 歩行距離: 34.3km(※GPSの実測値)

 * 累積標高: 上り 690m / 下り 481m(※GPSの実測値)

 * 時間: 8時間57分(活動8:50、休憩0:07 ※実測値)

 * 困難度: ★★★★☆(長距離と七子峠の激坂のため星4つ)

 * 宿泊地: 第37番 岩本寺 宿坊

 * 参拝した札所と区間距離(目安):

   * 一福旅館(須崎市) 〜 第37番 岩本寺:約36.4km

   * 総距離:約36.4km

須崎を出発し、焼坂トンネルで久礼へ

昨日お世話になった須崎の「一福旅館」を早朝に出発。

今日の行程は約36.4kmという長丁場な上に、土佐屈指の難所「七子峠」越えが待っている。

目が覚めて朝ごはんを食べるともうやることがないので、まだ少し薄暗い中、朝5時半に出発した。コンビニで買っておいたパンとバナナを手早くお腹に入れ、ゆっくり歩いて朝日でも眺めようと思う。

須崎市内で「このトンネルは車が多くてやばいかな」と思ったら、横に小さい歩行者用のトンネルがあってラッキーだった。

今日の美しい朝日を望むことができた。これも早起きのご褒美だ。

久礼へ向かうための最初の関門、「焼坂峠」を目指す。

ここには昔ながらの山道を登るへんろ道もあるが、今回は体力を温存するために国道56号の「焼坂トンネル」を抜けるルートを選択した。

この1kmの歩道がないトンネルは、ある意味で「新・遍路ころがし」と言えるほど気を使う場所だ。前後に反射板をつけ、さらにヘッドライトを赤点滅させながら、車にしっかりアピールして慎重に歩いた。

ただ、Xでフォロワーさんからいただいたコメントの通り、以前よりは歩きやすくなっていたようだ。

須崎から西の国道は2012年に地元民待望の高速道路(至〜窪川)が開通。国道は前は大型トラックやらバンバン走ってたけど今は閑散国道に..道沿いのレストランやドライブインは次々と廃業したんだよね〜まあ歩き易くはなってますよ。

歩いていると、道路の標識に「四万十市」と「四万十町」の両方が出てきたが、距離が全然違う。どうやら町の方が昔の窪川町で、市の方が昔の中村市のようだ。どちらの自治体も「四万十」というキラーワードを入れたかったんだなぁ、と面白く思った。

トンネルを越えて坂を下っていくと、カツオの一本釣りで有名な漁師町・久礼に入った。

ここにあるローソンで、コーヒーとティラミスを買って休憩。ちなみにローソンはキズパワーパッドが売っている唯一のコンビニチェーンなので、枚数が不足した時に買い足せるのがとてもありがたい。

土佐屈指の難所!「そえみみず遍路道」で七子峠アタック

久礼の町を過ぎると、いよいよ本日の最大の試練「七子峠」への登りが始まる。海抜ほぼ0メートルの場所から一気に標高約400メートルまで駆け上がる、土佐屈指の急登だ。

ここはアスファルトの国道を登ることもできるが、お遍路の醍醐味を味わうため、あえて昔ながらの山道である「そえみみず遍路道」に挑戦することにした。(※ローソンの店員さんに聞いたところ、もう一つ「ほんみみず」というコースもあるが、そちらはあまり人が通らず廃道っぽくなっているそうだ)。

その名の通り、ミミズが這うように細く曲がりくねった山道が続く。

一歩一歩、確実に足を前に出し続ける。途中にキツい階段地獄があったが、それを越えると、割となだらかで木漏れ日が差し込む美しいトレイルになった。

標高400メートル近くまで上がると、そこからはほぼ水平な道になる。

ついに七子峠に到達!振り返ると、眼下にはるか遠く土佐湾の絶景が広がっていた。

歩き遍路をしているから、毎日いろいろな風景を見ることができる。それは事実なんだけど、多分日常生活でも同じなのだろう。自分が気づかないだけで、普段から実はいろんな「風景」を見ているのだと思う。この風景というのは、単なる景色という狭い意味ではなく、仕事の状況や日々の経験なども含めてのことだ。

うれしいこと、悲しいこと、思わずガッツポーズしたい時などいろいろあると思う。多分普通すぎて気づいていないだけなんだろう。そういったことに気づくように、日常の出来事や経験に「心を向けることの大切さ」を感じながら歩いた。

旅というのはいろいろなことを気づかせてくれる。以前ブログの記事にも書いたが、ベトナムの少数民族の村を訪れた時も、「幸せってなんだろう」と考え、「小さなことに幸せを感じられることが、人生を幸せにしていくんだろうな」と思ったことを思い出した。

高原を抜け、第37番 岩本寺へ

七子峠を越えると、景色は一変して四万十川上流域ののどかな高原地帯(四万十町・窪川)に入る。

ここから岩本寺までは比較的フラットで、なだらかな下り基調の道。登り切った勢いの惰性で歩いた。

ちなみに、久礼を過ぎるとお店があまりないので、食料は事前に買い出しをしておいた方がいい。

昭和の匂いを残すレトロな通りを抜ける。

ついに第37番・岩本寺に到着!

36.4kmという長距離と、過酷な「そえみみず」の急登を経てたどり着いた境内。心底ほっとした。

このお寺の本堂は、天井一面に色鮮やかな絵(花鳥風月から、なんとマリリン・モンローまで!)が描かれていることで有名だ。見事な天井画を見上げながら、無事に参拝を終えた。

お遍路の醍醐味、岩本寺の宿坊に泊まる

今日の宿泊先は、岩本寺の境内にある「宿坊」だ。

お寺の敷地内に泊まれるというのは、お遍路ならではの特別な体験でワクワクする。案内されたお部屋は、一般的な宿坊のイメージとは違い、宿坊とは思えないほど斬新でモダンな造りだった。

晩御飯は、宿坊でお肉物がないのかと思っていたが、刺身とフライ。ボリュームもしっかりあって良かった。

明日は朝6時からのお勤めがある。どんな体験ができるのか、今からとても楽しみだ。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

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