四国歩き遍路19日目|八十八ヶ所(39番) 延光寺へ!民宿くももから宿毛・米屋旅館へのロングウォーク

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 快晴

 * 歩行距離: 39.4km(※GPSの実測値)

 * 累積標高: 上り 541m / 下り 547m(※GPSの実測値)

 * 時間: 9時間37分(活動9:16、休憩0:21 ※実測値)

 * 困難度: ★★★★☆

 * 宿泊地: 米屋旅館(宿毛市)

 * 参拝した札所と区間距離(ガイドブック値):

   * 民宿くもも 〜 第39番 延光寺:約30.0km

   * 第39番 延光寺 〜 米屋旅館:約6.8km

   * 総距離:約36.8km

連泊した民宿くももを出発し、再び北上の旅へ

2泊お世話になり、心身ともにしっかりと休めることができた「民宿くもも」での最後の朝。

昨日は40km超え。重い荷物を背負っていない空身でのアタックだったが、さすがに疲労は残っている。

「今日は朝焼けが綺麗よ」と女将さんに見送られて宿を出発。目の前には、言葉通り本当に美しい朝焼けが広がっていた。

今朝はこれまでで一番体感的に寒く、手袋をしていても手先が冷たくなるほどだった。

今日からは足摺岬を背にして再び北上し、高知県最後の札所となる第39番・延光寺を目指す。延光寺までは約30km、さらにそこから今日の宿泊地である宿毛の「米屋旅館」まで約6.8km。今日も合計で約36.8kmという長丁場になる。

連日のロングウォークで体に負担はかかっているが、焦らず自分のペースを保って歩き始めた。

土佐清水から三原村・宿毛方面へ

足摺半島の海岸線を離れ、ルートは次第に山あいののどかな風景へと変わっていく。

2週間にわたって見続けてきた雄大な太平洋ともここでお別れだ。海風の代わりに、木々の間を抜ける風や鳥のさえずりが心地よい。

まずは、おととい通った真念庵まで8kmほど戻り、そこから三原村方面に向かう。ここはいろいろなルートの選択肢があるが、自分が選んだ道は最短でメジャーなルートのひとつのようだ。

交通量の少ない道をくねくねと登っていく。非常に歩きやすく、途中には果樹園や棚田が見られる。日本の美しい農村風景を楽しめる良い道だ。

途中、お遍路さんのための休憩所があった。綺麗に花が生けられていて、とても素敵だ。この地域にお遍路さんが温かく受け入れられている文化を肌で感じた。

峠付近では舗装道路を離れ、1.4kmほどの土の遍路道に入る。これが足にも気分にも良いアクセントになった。

ちょうどお昼時になったが、周りにお店が全然ない。道路端に座り、宿で作ってもらったおにぎりとバナナで昼食をとる。2日連続のおにぎりだが、本当に助かる。

三原村を抜けると宿毛市に入り、交通量が多少ある道路沿いを下っていく。

朝の厳しい寒さが嘘のように、昼間はすごく暖かくなった。気温は15度まで上がり、日差しも強い。

連日使って便利さを実感している神アプリ「HENRO HELPER」を今日も活用する。使いこなしてくると、かゆいところにも手が届く非常に優秀なアプリだとますます実感する。現在地や高低差が正確に分かるため、長距離を歩く上でのペース配分がとてもしやすい。先が見通せるというだけで、精神的な疲労がかなり軽減される。

赤亀伝説の残る第39番・延光寺へ到達

ひたすら歩き続け、ついに第39番・延光寺に到着した。

第38番・金剛福寺を打ってからここまで約50km。一泊でよくたどり着けたものだと感心する。土曜日のためか、境内は車遍路の方々で賑わっていた。

この延光寺は「赤亀」の伝説で知られるお寺だ。かつて竜宮城から赤亀が梵鐘を背負って現れたという言い伝えがあり、境内にはその亀の石像が安置されている。

長かった「修行の道場」と呼ばれる高知県(土佐)の札所も、ここが最後。これまでの過酷な道のりや出会った温かい人々、美味しい食事などを思い返しながら、本堂と大師堂でしっかりと読経を済ませた。

さらに歩を進め、宿毛の「米屋旅館」へ

参拝を終え、今日の宿がある宿毛市の中心部へと向かう。

延光寺から「米屋旅館」までは約7km。30km歩いた後のこの距離は足にずっしりとくるが、ゴールはもうすぐそこだ。

最後の7kmはコーラを飲んで凌ごうとしたが、暑さに負けてドライブインのようなカフェにピットインした。35km歩いたご褒美として、モンブランとコーヒーを注文。店内はすべてが昭和の匂いが漂うレトロな空間だった。お昼ご飯のおにぎり2個ではエネルギーが足りなかったようで、甘いケーキを食べたら一気に元気が回復した。

連日40km近く歩いて元気だと思われるかもしれないが、実際はそうではなく、今日は両足の小指が痛くなってかなりきつかった。特に休憩後の歩き始めが激痛で、最初はよちよち歩きから始まる。しばらく歩くと足が馴染んできて、なんとか普通に歩けるようになるという繰り返しだ。

最後は川を渡り、本日の宿泊地である宿毛の「米屋旅館」に到着した。年配のご夫婦が元気よく切り盛りしている宿だった。

昨日と今日で合計約80kmを歩き抜いたことになる。自分の足と体力がここまで順応していることに驚きつつも、無事に宿に着けて心底ほっとした。ただ、案の定右足の小指に水ぶくれができていたので、しっかりと水を抜いてケアをした。

晩御飯は、鯛の煮付け、マグロの刺身、エビフライとボリュームたっぷり。明日への活力になる。

明日はついに高知県を抜け、愛媛県(菩提の道場)へと足を踏み入れる予定だ。長かった土佐の旅もいよいよフィナーレ。四国遍路の旅程全体としても、これで約半分まで来たことになる。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました