四国歩き遍路22日目|八十八ヶ所(41〜43番) 宇和島を出発し3カ寺を打つ!スーパーホテルから冨士廼家旅館へ

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 晴れ

 * 歩行距離: 27.0km(※GPSの実測値)

 * 累積標高: 上り 695m / 下り 491m(※GPSの実測値)

 * 時間: 8時間17分(活動7:10、休憩1:09 ※実測値)

 * 困難度: ★★☆☆☆(歩き終わって髪の毛を切りに行けるくらい距離が短く、余裕があるため星2つ)

 * 宿泊地: 冨士廼家旅館(西予市宇和町)

 * 参拝した札所と区間距離(目安):

   * スーパーホテル宇和島駅前 〜 第41番 龍光寺:約9.9km

   * 第41番 龍光寺 〜 第42番 仏木寺:約2.5km

   * 第42番 仏木寺 〜 第43番 明石寺:約10.6km

   * 第43番 明石寺 〜 冨士廼家旅館:約1.4km

   * 総距離:約24.4km

快適なスーパーホテルを出発し、第41番・龍光寺へ

昨晩はスーパーホテルの天然温泉にゆっくりと浸かった。今日から歩き遍路の旅もついに4週間目に突入した。

朝食はホテルのビュッフェ。当然、愛媛名物のじゃこ天は外さず食べた。昨日のように温かい方が香ばしさや味が出て美味しい。

朝、ホテルのフロントに誰もいなくて閉まっているのは「なんと合理的なんだろう」と思った。確かに追加料金がなければ、朝のチェックアウト手続きは不要だ。部屋のドアも鍵ではなく暗証番号方式で、慣れてしまえばとても楽かもしれない。

ホテルの快適さに少し後ろ髪を引かれつつも、宇和島駅前を出発。まずは約10km先にある第41番・龍光寺を目指して歩き始める。

今日は「歯長峠」といういかつい名前の峠越えがあるものの、歩行距離が25km程度なので心に余裕がある。

宇和島の市街地を抜けると、ほぼ交通量の多い県道沿いを歩く。あんまり楽しい道ではないので、無心で歩き続けた。

小さな盆地に入り、少し下っていくと41番・龍光寺まではわずかだ。

久々に札所が続く!第41番・龍光寺から第42番・仏木寺へ

第41番・龍光寺に到着した。

ここは四国霊場で唯一、神仏習合の面影が色濃く残っているお寺だ。山門の代わりに稲荷神社の鳥居があり、それをくぐって境内に入るという非常に珍しい造りになっている。本堂と大師堂の間に、ドドーンと鳥居があるのが特徴的だ。

本堂と大師堂でお参りを済ませた後、和尚さんからコロナとインフルエンザの猛威と怖さについての説法を聞く。

参拝を終え、次は第42番・仏木寺へと向かう。

高知県(修行の道場)では札所間の距離が数十キロあるのが当たり前だったが、龍光寺から仏木寺まではわずか2.5kmほど。あっという間に次の札所に着いてしまう感覚に、少し戸惑いと嬉しさが入り混じる。

途中、「自分と向かい合い、自分を見つめ直す遍路道」という看板が垂れ下がっていた。まさにその通りだ。この辺りはのどかな農村地帯を歩くことができ、とても気持ちが良い。

仏木寺に到着し、ここでも無事に参拝を済ませた。

このお寺は、牛を連れた老人の導きで弘法大師がこの地を訪れたという開創伝説がある。そのため、境内には家畜の安全祈願の信仰も篤く、牛や馬の像が祀られているのが特徴だ。

歯長峠を越えて、第43番・明石寺へ

仏木寺を出発し、次は第43番・明石寺を目指す。距離は約10.6kmだ。

ここから明石寺へ向かう途中には、「歯長峠」というインパクトのある名前の峠が待ち構えている。

まずは石畳みたいな雰囲気のある道を登っていく。

道の崩壊箇所はハシゴで高巻き(迂回して登ること)するようになっている。先行者の方がいて非常に怖がっていた。歩行に注意が必要な箇所である。

一度舗装道路に出て、再びトレイルに入る。そこからは急な坂道を登る。昨日の柏坂よりは距離が短いが、斜度はかなり大きい。途中、海まで見える景色の良い所も通る。

峠のピークは標高約510メートル。お地蔵さんがブロック塀の小屋に入っている。

海も見渡せるが、送電線が少し視界の邪魔をしていた。

登りよりも、下り坂の方が歩きやすかった。道路端にはいろんな花が咲き始めていて、春を感じる。

昼食は「道の駅どんぶり館」で、シラスが乗った海鮮丼を食べた。朝からお接待でもらったみかん1個しか食べておらず、すでに5時間以上歩いているので、美味しさが倍増する。iPhoneでアクティブカロリーを見たら1800kcalを消費していた。これならどれだけの量でもペロリと食べられるはずだ。

町中を歩いていると、おばあちゃんに呼び止められ、大量のみかんをお接待でいただいた。1キロぐらいあるだろうか…。ありがたいことだが、足取りはずっしりと重くなった。

西予市の宇和町へと入っていく。

アップダウンを乗り越え、第43番・明石寺に到着。最後は山を回り込んで登るようなアプローチだった。今日だけで3つの札所を打つことができ、非常に充実感がある。

明石寺は、源頼朝が命の恩人である池禅尼の菩提を弔うために再興したという歴史を持つ。国の重要文化財に指定されている山門など、見どころの多い立派な古刹だ。

歴史ある町並みを抜け、「冨士廼家旅館」に到着

明石寺での参拝を終え、今日の宿泊地である「冨士廼家旅館」へと向かう。

お寺から宿までは約1.4kmと非常に近いが、トレイルを少し登って下る道があり、地味に疲れる。

宿は、西予市宇和町卯之町の「伝統的建造物群保存地区」のすぐ近くにある。

(※卯之町は江戸時代から昭和初期にかけて建てられた商家や町屋が連なる歴史的な地区で、白壁やうだつ、格子戸など風情ある景観がそのまま残されている。)

「宇和先哲記念館」に立ち寄る。この町の歴史と深い文化を感じることができた。中にはひな祭りの飾りが展示されていて、「御殿雛」という、家(御殿)の中に雛人形が飾られている豪華なものがあった。この辺りの地域では一般的らしいが、私は初めて見た。

江戸時代の街道みたいな道も歩く。これまで歩き遍路の道中で古い町並みをいくつか見てきたが、ここが一番規模が大きい。まさに江戸時代を彷彿とさせる光景だ。

まだ宿に入るには早かったので、髪の毛を切りにいくことにした。

理髪店の話好きの店主と話が弾む。なんでも東京の大学に通っていたという理系の理髪師さんで、理系同士、話が合うところも多かった。

髪を切って気分一新、残りの歩き遍路も頑張れる気持ちになった。

本日の宿泊地である「冨士廼家旅館」に到着した。

創業から120年以上の歴史を持つ老舗旅館で、昨日の現代的なビジネスホテルとは打って変わり、歴史と風情を存分に感じるお宿だ。毎日違う環境で寝泊まりするこのギャップも、歩き遍路の面白さの一つだ。

まさに「昭和の旅館」という感じで、廊下といい、部屋といい、たまらなく歴史を感じる。案内された部屋は、太宰治が長逗留して小説を書いていそうな、風情ある旅館の雰囲気そのものであった。感動。

この旅館は宴会も行われるくらい食事が売りのようである。本日も宴会が入っているとのこと。中庭を見ながらの晩御飯で、まるで料亭みたいだ。

食事も豪華。鴨肉の焼き物、蛤の土瓶蒸し、カンパチのカマの煮付け、お刺身(ブリ、カツオ)、フカ(サメ)の煮たものなど。これで1泊2食付きで8800円。他の歩き遍路宿の水準である。

明日はさらに北上し、大洲・内子方面へと向かう予定だ。次の第44番・大寶寺までは約70km。長い。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

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