【本日の記録】
* 天気: 曇りのち晴れ
* 歩行距離: 34.5km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 382m / 下り 386m(※GPSの実測値)
* 時間: 9時間23分(活動8:43、休憩0:40 ※実測値)
* 困難度: ★★★★☆(距離が約35キロと長く、札所も6箇所あったため星4つ)
* 宿泊地: 敷島旅館(西条市)
* 区間距離(目安):
* ビジネスホテルつよし 〜 54番 延命寺:約4.6km
* 54番 延命寺 〜 55番 南光坊:約3.4km
* 55番 南光坊 〜 56番 泰山寺:約3.0km
* 56番 泰山寺 〜 57番 栄福寺:約3.1km
* 57番 栄福寺 〜 58番 仙遊寺:約2.4km
* 58番 仙遊寺 〜 59番 国分寺:約6.1km
* 59番 国分寺 〜 敷島旅館:約10.1km
* 総距離:約32.7km
ビジネスホテルつよしを出発し、今治市内へ(54番〜55番)
昨晩はビジネスホテルつよしでしっかりと体を休めることができた。
夜には結構な雨が降っていたようだが、朝にはすっかり上がり、良いスタートを切ることができた。
昨日は1日中ひたすら歩き続ける移動日だったが、今日は今治市内に密集する札所を次々と打っていくスケジュールだ。
まずは、宿から約4.6km先にある第54番・延命寺を目指して出発する。
延命寺は、行基菩薩が開基したと伝わる古刹。かつて度重なる火災から免れたという「火伏せ不動尊」が信仰を集めており、静かで落ち着いた境内が広がる。

お参りを済ませて、8時開門の納経所にイン。この近くの菊間町は「菊間瓦」という瓦造りが有名で、お寺にも立派な鬼瓦の厄除けが売られていた。買いたい気持ちはやまやまだが、これを背負って歩くのはさすがに重たすぎるため、諦める。
延命寺での参拝を終え、お墓や火葬場の横を抜けて、次は第55番・南光坊へ向かう。

南光坊は今治市の中心市街地に位置しており、四国八十八ヶ所の中で唯一「坊」のつく札所だ。かつて隣接する大山祇神社(旧・三島大明神)の別当寺として栄えた歴史を持つ。

山門には多聞天と持国天が立つ。裏側には増長天と広目天もおり、特に広目天が渋くて印象的だった。




平坦な道を歩き、連続して札所を打つ(56番〜57番)
南光坊から第56番・泰山寺、そして第57番・栄福寺までは、それぞれ約3kmほどの距離でポンポンと連続している。松山市内を歩いた時と同じように、アスファルトの平坦な道を進んでいく。
ただ、松山の時と違ってここは交通量が少なく、非常に歩きやすい。松山では人と車の多さに少し酔ってしまっていたので、この静けさはありがたい。
第56番・泰山寺は、弘法大師が度々氾濫を起こしていた蒼社川の堤防を築き、水害から人々を救うために延命地蔵菩薩を安置したのが始まりとされるお寺だ。

歩いていると田園地帯にひょっこりと現れ、お城のような立派な石垣が印象に残った。ここでは地元の方からお水の接待をいただき、心も潤う。

徐々に郊外の景色へと変わっていく。

続く第57番・栄福寺へ到着。
ここは海上安全や祈雨の祈願所として信仰を集めているが、近年では住職さんが書かれたエッセイが映画化(『ボクは坊さん。』)されたことでも知られている。

納経所に住職さんの著書『マイ遍路―札所住職が歩いた四国八十八ヶ所―』(新潮新書)のサイン本が置いてあり、すごく欲しかったのだが……やはり紙の本は重たい。これも諦め、後でKindle版を買うことにした。
また、このお寺で「ゲストハウス氷見」の方と知り合いになった。第63番札所の近くで宿をやられているそうだ。かつてご自身もお遍路歩きをしており、「お遍路宿をやるのは面白い」と思いついて、なんと東京との二重生活で宿を運営しているという。ものすごい行動力だ。ロケーションも良いそうなので、これから歩かれる方はぜひ泊まってみてほしい!
本日の難所、山岳霊場である58番・仙遊寺と59番・国分寺へ
57番・栄福寺を打ち終えると、次に向かう第58番・仙遊寺はこれまでの平坦な道のりから一転する。標高約300メートルの作礼山の中腹にある山岳霊場のため、本格的な登り坂が待ち受けているのだ。実際に歩いてみると、標高260メートル付近まで一気に登ることになる。

息を切らしながら登っていくが、やはり山寺は雰囲気が良くて素晴らしい。仙遊寺というその名の通り、かつて仙人が遊んでいたという伝説が残る神秘的なお寺だ。

登りはきついが、境内からの景色は抜群で、遠くに海も見渡すことができる。ここには天然温泉付きの宿坊もあるそうで、夕方や夜の景色はさぞかし綺麗なんだろうなぁと想像が膨らむ。

参拝を終えた後は再び山を下り、第59番・国分寺へと向かう。登った分だけ下らなければならないので、足元には要注意だ。

山を下ったちょうどお昼時に、以前も立ち寄った「ラーメンショップ 豚太郎」を発見!今回はチャーハンと、自分で勝手に取れるセルフスタイルのおでんを食べてエネルギーを補給した。

そして第59番・国分寺に到着。
ここは聖武天皇の勅願によって日本全国に建てられた「国分寺」の一つ。境内にはかつてそびえ立っていたという七重塔の巨大な礎石が残されており、天平時代の壮大な歴史を感じさせる。

ちなみに、四国八十八ヶ所の中で「国分寺」という名前のお寺は、第15番(阿波国分寺)、第29番(土佐国分寺)、第68番(讃岐国分寺)、そしてこの第59番(伊予国分寺)の4ヶ寺がある。これで3つ目の国分寺をクリアしたことになるが、どれも町中の同じような雰囲気の場所にあるのが面白い。
ここに到着し、今日予定していた6つの札所をすべて打ち終えた。
59番・国分寺から10km歩き、敷島旅館(西条市)へ到着
6カ寺の参拝を無事に終えたが、今日の行程はここでは終わらない。本日の宿泊地である「敷島旅館(西条市)」までは、ここからさらに約10kmを歩かなければならないのだ。

再び歩き出し、ふと海辺に出たところで石鎚山の方角が見えた。昨日の雨の影響か、山頂付近が白っぽく、雪が積もっているような感じがする。

長い道のりを歩き抜き、ついに本日の宿「敷島旅館」に到着した。
今日は札所を6つ連続で打ち、仙遊寺の山登りをこなし、最後は10km以上のロングウォークという、非常にタフで歩き応えのある1日だった。
敷島旅館は一軒家のような佇まいの宿で、2年ほど前から3代目の女将さんが切り盛りしているそうだ。住宅地の中にあってとても静か。また、部屋は清潔感があってとても居心地が良く、女将さんも本当に優しい方で癒やされる。


晩御飯は、優しい味付けの料理が並び、どれも本当に美味しかった。
蒸し料理にカレイの煮付け、マグロの刺身、そして土筆などなど。アサリの吸い物も、一口飲んだ瞬間に思わず「美味しい」と声に出てしまうほど、疲れた体に染み渡る味わいだった。ご飯はなんと4杯。明日の山越えにエネルギーを十分充填した。


明日は四国霊場屈指の難所として知られる「第60番・横峰寺」など、西条市内の札所へ向けて歩き進める。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。
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