【本日の記録】
* 天気: 晴れ
* 歩行距離: 33.6km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 936m / 下り 936m(※GPSの実測値)
* 時間: 9時間53分(活動9:06、休憩0:47 ※実測値)
* 困難度: ★★★★★(難所・横峰寺への本格的な登山と、30キロ以上のロングウォークのため星5つ)
* 宿泊地: ゲストハウス氷見(西条市)
* 区間距離(目安):
* 敷島旅館 〜 60番 横峰寺:約17.0km
* 60番 横峰寺 〜 61番 香園寺:約9.7km
* 61番 香園寺 〜 62番 宝寿寺:約1.3km
* 62番 宝寿寺 〜 63番 吉祥寺:約1.4km
* 63番 吉祥寺 〜 ゲストハウス氷見:約0.2km
* 総距離:約29.6km
敷島旅館を出発し、いざ「遍路ころがし」の横峰寺へ(60番)
朝ご飯はおにぎりが用意されていた。昨日たくさんご飯を食べたのを見てくれていたのか、大きめのものを作っていただいており、大変ありがたかった。それを3つ食べて宿を出発した。

今日はまず、宿から約17km先にある第60番・横峰寺を目指す。横峰寺は西日本最高峰である石鎚山の中腹、標高約750mに位置する山岳霊場だ。「遍路ころがし」と呼ばれる四国霊場屈指の難所の一つであり、今日の最大の山場となる。
まずは登山口手前のコンビニまで、平らな道を10キロ以上歩くというのが最初の目標だ。
歩き始めると、きれいな朝焼けの石鎚山が見え、さらに美しい朝日も拝むことができた。


10キロ歩いてコンビニに到着し、小休止。温かいホットコーヒーを飲み、昼食を買い出す。そこからいよいよ山に向かっていく。どんどん山が近づいてきて、どの山に登るのかがなんとなくわかってくる。

最初は川沿いの舗装道路を緩やかに登っていく。この川ではアマゴや鮎、蟹が取れるそうだ。

徐々に坂は急になり、やがて本格的な山道に入る。山道の入り口(標高約280メートル)にはトイレと休憩所がある。いよいよここからが本番だ。

山道に入っていくところで、ほら貝を吹いている方に出会い、「健脚なら1時間、普通で1時間半で横峰寺に着くよ」と教えてもらった。歴史を感じさせる厳かな杉林の中を、汗を流しながらひたすら登っていく。

標高750m!四国屈指の難所・60番 横峰寺へ到着
長い登りを経て、ついに第60番・横峰寺に到着した。

ここは古くから修験道の霊地として栄え、役行者が開創したと伝わる神秘的なお寺だ。境内にはシャクナゲなどの木々が植えられており、厳しい山を登りきったお遍路さんを静かに迎えてくれる(今は花のシーズンではないが、それでも雰囲気は素晴らしい)。
参拝後、山門に戻り、さらに上にある「奥の院 星ヶ森」にも行ってみることにした。100メートルほど登らなければならないが、ここは石鎚山の絶好のビューポイントなのだ。

横峰寺と奥の院での参拝を終え、今度は第61番・香園寺へ向けて一気に山を下っていく。

最初は車道で、その後山道に入り、ダラダラと長い下りが続く。途中、第62番への分岐の手前(第61番・香園寺へ向かう道中)で、一度登り返しがあるなど、下りとはいえ足への負担が大きいため、慎重にペースを作りながら進む。
車道に出たところで、第61番・香園寺の奥の院である「白瀧」に立ち寄ることにした。

するとここで、たまたま近くのゲストハウスの方が他の方をガイドしているところに通りかかり、一緒に案内してもらえることになった。正規ルートを通る赤い橋が通行止めになっていたので、なんともラッキーだ。ついでに奥の院の中まで見せてもらうことができた。

実はこの方とは横峰寺でもお会いしており、「弘法大師様のお導きでこのようなご縁があったんでしょうね」と言葉を交わした。本当に不思議でありがたい出会いだ。
山を下り、平野部の札所を連続打ち(61番〜63番)
山を下りきり、平野部へと戻ってきた。ここからは第61番から第63番までの3カ寺が数キロ圏内に密集しているため、連続して札所を打っていく。
第61番・香園寺は、聖徳太子が開基したと伝わる歴史あるお寺だが、到着して驚くのはその外観だ。大聖堂のような近代的な鉄筋コンクリート造りの巨大な建物が本堂と大師堂を兼ねており、一見するとお寺とは思えないモダンな造りになっている。また「子安の大師さん」として安産や子育ての信仰を集めている。モダンな建物の2階に上がり、お参りをさせていただいた。

続いて約1.3km先の第62番・宝寿寺へ。
ここは聖武天皇の勅願によって建立された古刹で、安産を祈願する十一面観音像が本尊として祀られている。伊予小松駅のすぐ目の前という、非常にアクセスしやすい市街地に位置している。

ここで本日のゴールも見えてきたので、伊予小松駅前の「マルブン 小松本店」でカフェ休憩をとることにした。
黒茶のプリンとコーヒーを注文。ただ、あまり文句は言いたくないのだが、コーヒーが少しぬるかったのが残念だった…。

気を取り直し、さらに約1.4km歩いて本日の最終札所である第63番・吉祥寺へ到着。

吉祥寺は、四国八十八ヶ所の中で唯一「毘沙門天(びしゃもんてん)」を本尊としている珍しいお寺だ。境内には「くぐり吉祥天女」という、くぐるとご利益があるとされる像や、目を閉じて金剛杖を通せば願いが叶うという「願い杖」などがあり、見どころが多かった。


昨日の出会いが繋がった!本日の宿「ゲストハウス氷見」へ
第63番・吉祥寺での参拝を終え、今日予定していた4カ寺をすべて打ち終えた。難所・横峰寺の山越えを含め、本当にタフな1日だった。
ここから本日の宿泊地である「ゲストハウス氷見(西条市)」までは、なんと吉祥寺の道路を挟んで目の前という近さだ。

この宿は、昨日参拝した第57番・栄福寺で偶然知り合った方が営んでいるゲストハウスである。かつてご自身もお遍路を歩き、「お遍路宿をやるのは面白い」と一念発起して東京との二重生活で運営されているという、ものすごい行動力の持ち主だ。昨日の出会いが早速今日の宿に繋がるという、歩き遍路ならではの素晴らしいご縁を感じる。
晩御飯は、ご主人が作られた温かい家庭料理だった。
美味しいご飯を食べながら、今後の宿の相談にも乗っていただいた。ご主人は英語が堪能で、外国からのお遍路さんにもとても頼りにされている。サービス精神旺盛なご主人が、この宿を一人で切り盛りしていることにはただただ感心させられるばかり。とても有意義で、疲れも癒やされる夜となった。

明日はさらに東へと進み、第64番・前神寺から、愛媛最後の札所である第65番・三角寺方面へと歩みを進める。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。
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