【本日の記録】
* 天気: 雨のち曇り
* 歩行距離: 32.3km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 688m / 下り 478m(※GPSの実測値)
* 時間: 8時間50分(活動7:38、休憩1:12 ※実測値)
• 困難度: ★★★★☆(30キロ超えの長距離と山登りがあるため星4つ。時間制限のプレッシャーは評価に含まず)
* 宿泊地: 白地荘(徳島県三好市 ※民宿岡田から送迎)
* 区間距離(目安):
* 蔦廼家 〜 65番 三角寺:約17.1km
* 65番 三角寺 〜 民宿岡田(送迎ポイント):約13.1km
* 総距離:約30.2km
蔦廼家を出発!絶対に遅れられない「15時半」の壁と靴下問題
昨晩は蔦廼家で温かいおもてなしを受け、雨で冷え切った体と濡れた装備をしっかりと回復させることができた。
ただ、一つ大きな問題が未解決のままだ。それが「靴下問題」である。
シンデレラフィットしていたはずのペラペラの5本指靴下だが、持ってきた2足とも穴が空いてしまった。さらに、ローソンで買い足した無印良品の同タイプの靴下も、たった1日で穴が空く始末。雨で濡れて繊維が弱くなったのか、なんと指先4本にいっぺんに穴が空いてしまったのだ。これで30日間で実に4足の靴下がダメになった計算になる。
ということで、今日は残る手持ちの「モンベルの薄手靴下」を履くことにした。指先がきつくなって、あの忌まわしい小指の痛みが再発しないか心配だ。前回はこの靴下も7日間で穴が空いたので、結願までなんとかもってほしいと祈るばかりである。
昨日のうちに近くのスーパーで買っておいた朝食を宿で済ませ、いざ出発。無情にも夜通し降っていた雨は止まず、2日連続の雨のスタートとなった。
今日の行程は、今までの歩き遍路の中でも屈指の「タイムアタック」となる。
目標は、約30km先にある「民宿岡田」に【15時半】までに到着すること。実は、民宿岡田はお遍路さんに超人気の宿で、なかなか予約が取れない。その代案として、少し離れた場所にある「白地荘(しらちそう)」に宿泊予約を取り、15時半に民宿岡田の前まで車で迎えに来てもらうという作戦なのだ。
間に合わない場合、10km以上を自腹タクシーとなる。
先日泊まったゲストハウス氷見のご主人(お遍路の通し打ちの先輩でもあるトライアスリート)にこの計画を話したところ、「その時間までに着くのは、自分には無理だった」と言わしめたほどハードなスケジュールである。果たして時間に間に合うのか?プレッシャーを感じつつ、早足で宿を出発した。
急ぎ足で進む17km!愛媛県最後の札所、第65番・三角寺へ
まずは約17km先にある第65番・三角寺を目指して、平野部をひたすら歩き進める。時間に余裕がないため、休憩もそこそこに無心でペースを維持する。
まずは10km以上続くアスファルトの道を耐えて歩く。ただ、国道から1本入った裏道を通るルートだったので、車も少なく非常に歩きやすかった。

やがて平坦な道から山道へと入り、三角寺へ向けた本格的な登りが始まる。コンクリートの急坂が続き、息は切れるが、平地とは違う筋肉を使うため、筋肉が逆にほぐれていくような感覚があった。


最後は未舗装の山道へと入る。雨だったが足元が滑るような感じはなかった。鳥の鳴き声だけが響き渡る、雨の日ならではの幻想的な山道を一歩一歩踏みしめていく。

菩提の道場の総決算、第65番・三角寺を参拝
最後は急な石の階段を登りきり、ついに第65番・三角寺に到着した。


ここは「愛媛県(菩提の道場)」の最後の札所である。境内には、弘法大師が護摩を修法したという三角形の護摩壇の跡があり、それが寺名の由来となっているそうだ。また、安産祈願のお寺としても広く信仰を集めている。

参拝と納経を済ませる。達成感はあるものの余韻に浸っている時間はあまりなく、次なる目的地である送迎ポイント「民宿岡田」へと急いで向かう。
タイムリミットが迫る!民宿岡田までの13kmと、白地荘への送迎
三角寺から民宿岡田までは、残り約13km。
参拝を終え、舗装道路を下っていく。ふと平野の方を見渡せる場所に出た。遠く海のほうは雨が上がっているようだが、今いる山の中はまだ雨が降り続いている。山の奥まった静かな集落を抜けていく。



坂を下りきったところに四国別格二十霊場の「椿堂」があったため、立ち寄って参拝。少し雨宿りをさせてもらいながら休憩をとる。

休憩後は再び国道沿いを登っていく。この区間でついに県境を越えることになる。四国八十八ヶ所の順番的に、愛媛県の次は当然「香川県」に入るものだとばかり思っていたのだが、地図を見るとここはなんと「徳島県」なのだ。愛媛から香川へ抜ける間に、少しだけ徳島県(三好市)のエリアを通るという地理になっているのが非常に面白い。
県境にある長さ855メートルの「境目トンネル」に差し掛かった。狭いながらもわずかに歩道があり、そこを抜けると……ついに徳島県だ!

そこから少し下り、目的の送迎ポイントである「民宿岡田」に到着。プレッシャーを感じていた15時半のタイムリミットだったが、朝早く出たこともあり、時間には十分な余裕を持って間に合わせることができた。

無事に迎えの車に乗り込み、丘の高台に向かって急坂を登り、本日の宿泊地である「白地荘(徳島県三好市)」に到着した。
案内されたお部屋は別棟で、我々世代にとってはどこか懐かしい、まさに「学生アパート」のような造りだった。今日は7人ものお遍路さんが泊まっていて賑わっており、大浴場も順番待ちの状態だったのだが、自分の部屋にはユニットバスが付いていたので非常に助かった。


そして、ここで驚きの出来事が。なんと、室外機の裏に「ムササビの赤ちゃん」がいたのだ!驚かせてごめんなさいと心の中で謝りつつ、そっと静かに写真を撮らせてもらった。ムササビが身近にいるほど、ここは自然が豊かな場所なのだと改めて実感する。

晩御飯は、四国の名産品がたくさん並ぶ手作り料理だった。鰹のタタキに鳥の唐揚げ、サバの塩焼き、そして庭で採れた野菜を使った煮物など、どれも疲れた体にしみわたる美味しさだ。さらに、祖谷地方が近いということで「祖谷蕎麦」も付いていた。うどんのように太い麺がとても特徴的だった。


食卓は、台湾、ブラジル、オランダから来られているお遍路さんたちと一緒に囲むことになり、国際色豊かでとても楽しい夜となった。
明日はついに、四国霊場の中でも最高標高(約900m)に位置する「第66番・雲辺寺」に挑む。愛媛を抜け、徳島(そして香川)へと続く新たなステージの幕開けだ。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。
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