はじめに
居酒屋探訪家として知られる太田和彦さん。その著書「居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化」に書かれたあった「スタンドアサヒ」という居酒屋に行って来ました。
●大阪南田辺 スタンドアサヒ
ごく平凡な店構えがいつも超満員。安価が信じられない丁寧な料理は老練な父と働き盛りの息子。そしてしゃきっと通る声で差配する美人娘クミコさんの獅子奮迅が生みだす明るい活気。お年寄りと子供連れ一家も来ているのがこの店の良さで、お値打ちな品をにぎやかに楽しみながら一杯やる大阪居酒屋の実力と健全あふれる、創業八十年を超えた名店。
「居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化」より
場所は、大阪の南田辺。観光客が行くようなエリアではないです。目立った観光地もなく、ごく普通の住宅地。そこに魅力を感じて南田辺にある「スタンドアサヒ」に行くことにしました。
JR阪和線で天王寺から2駅目の南田辺が最寄駅です。周辺には三軒長屋をリノベーションしたお店などがあり、昭和の風情が残っています。なかなかディープなエリアです
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南田辺界隈を散歩
南田辺は大阪っぽい住宅地です。東京の家は門があって、庭がある。大阪は玄関の扉を開けると道路になっており、街並みに木々が少ない。しなしながら、昔ながらの家は細長い土地で、中庭があることが多く、家の中は明るくて緑が目に入るという建物になっていることが一般的。道路側からはそのようになっていることは窺い知ることはできません。
下の写真は、三軒長屋をリノベーションして、角は植木屋があり、その隣は喫茶店となっています。

そこにある「月ノ輪」という喫茶店でアイスコーヒー(550円)を頂きました。クッキーが1枚付いていました。

近くに同じような長屋をリノベーションしたオシャレなお店が連なります。

南田辺駅前で、「黒崎書店」という古本屋を発見しました。中にはいると、綺麗に本がきっちり並べらています。埃っぽい感じが全然しないし、本が一列に並ぶようにきっちり並んでいて、凸凹していません。本への愛情を感じる素敵な本屋でした。

スタンドアサヒ
南田辺を散策していたら「スタンドアサヒ」の開店時間の17時になったので、お店に向かいます。すでに入店している方が数名いました。カウンターに座りましたが、電話で予約が連続して入っていました。

JR阪和線の南田辺駅から徒歩30秒くらいのところにスタンドアサヒはあります。

カウンターに座りました。何をつまみにして飲もうかなと店内を見渡します。厨房に焼き魚が見えました、鮎です。まずは鮎を注文.そして、ホタテとイイダコの小鉢も注文。生の黒ビールも注文。

その後、砂ずり(写真なし)と鯖のからまぶしを注文。

ビールを追加しながら、イカゲソのバター炒めと青とうを注文。

〆は、今のシーズンの松茸ご飯を注文。香りが良いです。

ひっきりなしにお客さんが入ってきます。地元民に愛されていることが分かりました。
太田和彦さんの本のおかげで、大阪っぽい居酒屋に出会うことができました。
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