はじめに
暦の上では春とはいえ、まだ肌寒い日が続きます。先日の青梅マラソンで負ったダメージが少し脚に残っていますが、早春の花を探しに、神奈川県西部に位置する「曽我丘陵」への低山ハイクに出かけてきました。
今回のルートは、大井町から小田原市にかけて連なる丘陵地帯を歩き、おおいゆめの里の「河津桜」と、曽我梅林の「梅」を一度に楽しんでしまおうという、まさに春のいいとこ取りコースです。のんびりと絶景を探しながら歩いてきました。
【ルート地図】

【標高グラフ】
- 合計時間: 4時間29分 (活動時間3時間43分、休憩時間46分)
- 距離: 13.6km
- 累積標高(登り): 439m
- 累積標高(下り): 452m

【山行記】上大井駅〜おおいゆめの里〜不動山〜曽我梅林〜下曽我駅
出発前のルーティンと、新しい相棒のデビュー
ハイキングの朝は、定例となっている新松田駅前の「箱根そば」での朝食からスタートします。前回いただいた60周年記念のクーポンをちゃっかり活用して、温泉たまごをゲット。腹ごしらえを済ませると、なんと再び新しいクーポンを頂いてしまいました。これでまた次回の山行時の朝食も決まりです。

今回はJR御殿場線の上大井駅をスタートし、下曽我駅へと抜ける【駅to駅】のルートです。御殿場線はJR東海の管轄になるため、JR東日本からのICカードは通しで利用できません自動改札でのタッチは不可で、有人改札で対応してもらう必要があるので、交通系ICカードを利用するハイカーの皆さんは少し注意が必要です。
松田駅のホームで電車を待っていると、階段からずいぶん離れた場所に電車が停車。いつも「遠いな」と思うのですが、ホームからすでに雪を被った美しい富士山がくっきりと見えており、テンションが上がります。

そして本日は、私のお気に入りシューズ「HOKA Speed Goat 6」の試し履きデビュー戦でもあります ! 歴代履き継いできて、これでなんと3足目 。今回のルートは高低差も少なく歩きやすいので、新しい靴を慣らすのにはぴったりの選択でした。新しい靴をおろす日は、何度経験してもワクワクします。

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富士山と桜の夢の競演!「おおいゆめの里」へ
上大井駅を出発し、まずは県道を横切って山間部へと向かいます。 駅から「おおいゆめの里」へと続く車道は、意外と交通量が多くて少し怖い思いをしました 。 車には十分注意して歩きましょう。

坂を登っていくと、周囲の景色は一気にのどかな丘陵地帯へと変化します。おおいゆめの里に近づいてくると、道沿いに可愛らしい白い梅が咲いているのを見つけました 。こちらはまだ2〜3分咲き程度で、本格的な見頃はもう少し先のようです 。ということは、これからもしばらく花見を楽しめるということです。

さらに進むと、視界が大きく開けた先にあるのが「おおいゆめの里」です。到着してびっくり。山の斜面一面に植えられた河津桜がまさに満開を迎えていたのです。予想以上の光景でした。

そして何より素晴らしいのが、桜のトンネルの向こうにそびえ立つ富士山の圧倒的な存在感。ピンク色の河津桜と、真っ白な雪を冠した富士山、そして抜けるような青空。「桜と富士山というのは絵になりすぎる」と心の中でつぶやいてしまいました 。本当に、こんな素敵な富士山と桜の絶景ポイントがあったとは、今まで知らなかったのがもったいないくらいです。

富士山が順光となってくっきりと美しく見える午前中は、まさに写真撮影のゴールデンタイム 。駅から歩いてくるハイカーはごく少数派で、大半の方は車でアクセスされているようで、立派な機材を構えたカメラマンの方々がたくさんいらっしゃいました。太陽が傾く夕方も、きっとドラマチックな夕焼け空と桜のシルエットが楽しめるのではないでしょうか。


桜だけでなく、足元には水仙の花もまだ見頃を保って咲いていました。春の甘い香りが漂い、足取りも軽くなりますちなみに、菜の花は今回はほとんど見かけませんでし 。

大発見!表丹沢を一望するシークレット・パノラマ
おおいゆめの里を満喫した後は、曽我丘陵の尾根筋へと向かいます。ここで、今回歩いてみて個人的に大発見だったもう一つの絶景ポイントをご紹介します。
それは、おおいゆめの里から少し進んだところにある、丹沢の表側が一直線にパノラマで見渡せる場所で 。丹沢山塊のパノラマといえば様々な場所がありますが、ここからの景色は格別。右から大山、二ノ塔、三ノ塔、行者ヶ岳、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸がたぶん見えているはずです。特に、丹沢の最深部に位置する「蛭ヶ岳」は、麓から一望できる場所がなかなか少ないのですが、ここからならその雄姿をしっかりと確認できました。

さらに、視線をずっと左側に移すと富士山も見えるという絶景ポイント。横浜のランドマークタワーまでよく見え、神奈川県の自然と都市の広がりを同時に感じられる素晴らしい場所でした。

静寂のピークハンティング「不動山」と「曽我山」
景色を堪能した後は、曽我丘陵の最高地点である標高328mの「不動山」へ向かいます。山頂に到着しましたが、周囲は樹木に囲まれており、不動山からの眺望はありません 。
不動山を後にして、そのまま尾根伝いに進み、ほどなくして「曽我山」も通過します。こちらも不動山と同様、曽我山からの眺望はありませんでした 。この辺りは静かな森歩きを楽しむ区間と割り切って、ひたすら森林浴を満喫します。


まるで南仏?きらめく相模湾と果樹園の道
曽我山を越えて少し下っていくと、急に視界がひらけ、目の前にパッと青い海が広がりました 。

太陽の光を反射してキラキラと輝く相模湾 。遠くにはうっすらと伊豆諸島の島影も浮かんでいます。温暖な気候と、この美しい海の景色…。「南仏のニースかと思ったら、小田原」と錯覚してしまいそうになるほどの解放感です。

海を眺めた後は、ミカン畑やキウイ畑が続く、のどかな農道や山道へと入っていきます。道路にはキウイがコロンと落ちていて、見上げると横は立派なキウイ畑でした。


歩きながらしみじみと思ったのは、「富士山というのは反則だ」ということ 。なんでもない果樹園の風景や、枯れ草の広がるただの空き地であっても、その後ろに雄大な富士山がくっきりと写り込むだけで、すべてが一瞬にして「絶景」に変わってしまうのです。そんな絶景がどこに隠れているのか探しながらゆっくり歩を進めるのは、低山ハイクならではの楽しい時間の使い方です。



甘い香りに包まれる「曽我梅林」
山を下りきると、いよいよ全国的にも有名な「曽我梅林」のエリアへと到着します。さすがは名所、たくさんの観光客で賑わっていました。
「つき立てだよー」という威勢の良い呼び込みに惹かれて、あんこ大福を購入。これがまた歩いた体に染み渡る美味しさでした。

まずは鳥居のある総合案内所に立ち寄り、梅林の地図と、いま一番見頃を迎えているポイントを教えてもらいました。敷地はとても広いので、どこに何があるか迷ってしまいます。丁寧に教えてもらえるので、これから行く方は絶対に行った方が良いです 。

お目当ての白梅のエリアは、まだ2〜3分咲きといったところで全体的な見頃には少し早かったのですが 、案内所で教えてもらった一般の家にある「枝垂れ梅(しだれうめ)」がまさに満開 ! 濃いピンク色の滝のように咲き誇るその姿は、この日見た梅の中で一番大きく、息を呑むほどの綺麗さでした 。梅林越しに見る富士山など 、和の心を感じる風景をたっぷりと堪能しました。


ゴールの下曽我駅と、ご褒美の和スイーツ
案内所でもらった地図を頼りに、富士山を望む長閑な田園風景のルートを通ってゴールの下曽我駅に向かいます 。白い梅林と富士山の姿が最後まで目を楽しませてくれました。白い梅はまだ見頃ではありませんでしたが、まだまだこれからが見頃で楽しみです。

駅前に到着し、最後に立ち寄ったのは和菓子屋の「曽我乃正栄堂」さん。渋くて趣のある昭和の建物の佇まいがたまりません。完走の自分へのご褒美に、「開運勝餅大福」を購入しました。


ヤマレコの記録
おおいゆめの里の河津桜、大展望のパノラマ、そして曽我梅林の可憐な梅たち。富士山に見守られながら歩く曽我丘陵は、初心者のハイカーでも非常に歩きやすいコースでした。
「曽我梅林」だけ行くのは本当にもったいないです。ぜひ、そこから見える稜線も歩いてみて、雄大な景色と春の空気感も一緒に味わってみてください。
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。



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