はじめに
今年の紅葉は綺麗だと思った。
紅葉は綺麗だと思ったのは、ベトナムから帰って来たばかりなのか? 会社を退職して心に余裕ができたからなのか?とも思った。
山で働いている同僚に聞いたら、「今年の紅葉は綺麗だ」という。自分の気持ちの問題ではなくて、今年は紅葉の当たり年のようである。
「そうだ京都に行こう」
高校の修学旅行が京都で、その当時は「紅葉はこんなに綺麗なんだ」と感動した記憶がある。その時は、嵐山、清水寺、大原、宇治など巡った。
ウェザーニュースの紅葉情報を見てみると、「嵐山」と「東福寺」がトップ画面に出てきた。「東福寺」はどこにあるかも知らない。
試しにAIに「東福寺の紅葉は有名なの?」と聞いてみた。
「京都の秋を語る上で欠かせない存在」であると回答があった。
はい、有名です。東福寺は京都を代表する紅葉の名所で、毎年多くの観光客が訪れます。特に通天橋から眺める紅葉は圧巻で「紅葉の海」と称されるほどです。東福寺の紅葉は「京都の秋を語る上で欠かせない存在」であり、紅葉狩りの定番スポットです。
最近のAIは気が利いて、東福寺の紅葉が有名な理由と主な見どころも教えてくれた。
予習もバッチリで、東福寺に行くことに決めた。
🍁 東福寺の紅葉が有名な理由
- 約2000本のカエデが境内の渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」を埋め尽くし、赤や橙の幻想的な光景を生み出します。
- 通天橋からの眺めは特に人気で、紅葉の雲海の上に立っているような感覚を味わえます。
- 室町時代に境内の桜を伐採し、楓を植えた歴史があり、紅葉の名所としての伝統が続いています。
- 京都の紅葉ランキングでも常に上位に入り、「京都屈指の紅葉スポット」として紹介されます。
🌉 主な見どころ
- 通天橋:本堂と開山堂を結ぶ橋からの眺めは必見。
- 臥雲橋・偃月橋:橋から渓谷を見下ろす紅葉が美しい。
- 方丈庭園:作庭家・重森三玲による庭園と紅葉のコントラスト。
紅葉真っ盛りの東福寺
京阪電車の東福寺駅で下車。改札口は小さく、駅前の通りも小さい。そこに観光客向けのお土産や団子などを売るお店が並んでいる。
東福寺までは駅から歩いて10分程度。
東福寺は、鎌倉時代に建てられた臨済宗東福寺派の大本山。日本最古で最大の禅宗大伽藍で、僧侶が集い修行をするところである。奈良の東大寺と興福寺の一文字づつとって「東福寺」という名前になった。意外と平凡。

東福寺の入り口までに行く途中、臥雲橋を通る。ここは一般道であるが、東福寺の三名橋のひとつ。

紅葉したモミジの向こうに通天橋が見える。観光客はここでテンションが上がり、写真撮影で立ち止まる。

臥雲橋から通天橋までは渓谷になっており、その周りに燃えるようなモミジが映える。
2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、この臥雲橋から通天橋を望む風景がポスターに採用されている。

日下門を通って、東福寺の境内に入る。
通天橋に行くための拝観料1000円を支払う。紅葉シーズンだけ値段が違う。
渓谷の洗玉澗が紅葉で埋め尽くされている。


紅葉狩りの観光客が多くて、この日の順路は一方通行。
まずは、開山堂に辿り着く。江戸中期のお庭がある。

通天橋に向かうと、本堂と山門が見えてくる。

通天橋を渡る。平日の早めの午前だったので、渋滞というほどの混雑ではない。

先ほど歩いてきた臥雲橋方面を眺める。


通天橋を渡ると本堂がある。昭和9年に再建されたもの。

本堂の向かいには「三門」。室町時代初期に再建されたもので、国宝となっている。禅寺の三門としては日本最古にして最大。秋の特別公開が行われていた。入らなかったが、楼上内部には宝冠釈迦如来像を中心とした仏像が並んでいる。

本坊庭園の裏にある偃月橋に向かう。ここも東福寺の三橋のひとつ。穴場で観光客がいない。

紅葉は他の端に負けないくらい綺麗で、お勧めポイント。

非公開であるが、境内には坐禅道場「禅堂」や禅寺において日本最古の“トイレ”と伝わる「東司」、東大寺の大湯屋に次ぐ歴史を誇る「浴室」という、焼失を免れた室町時代の建物も残っている。
三十三間堂
東福寺を出た後、北に向かって歩いて、新幹線と東海道線の跨線橋を超える。新幹線を間近でみることができるポイントである。
行くあてもなく歩いていくと、三十三間堂があった。紅葉エリアではないためなのか、観光客が少ないので、入ってみた。
三十三間堂は、お堂の長さが118mあり、柱間が33あるので、三十三間堂と呼ばれている。

内部の写真撮影は不可であるが、壮観な国宝の千体の観音立像。中央の巨像(中尊)を中心に左右に書く500体。正確には1001体の観音立像が並んでいる。
左右の両端には、国宝の雷神と風神像が鎮座している。五穀豊穣をもたらす神々として信仰された。
さらに千体の観音立像の前には、国宝の二十八部衆像が並んでいる。千手観音と信者をまもる神々。インド起源のものが多い。目に水晶が嵌め込まれているキラキラしている。


三十三間堂の国宝の仏像群は圧巻でお勧め。特に、雷神・風神像と二十八部衆像は至近距離でみることができて迫力があった。
吾唯足知(われ ただ たるをしる)
三十三間堂の売店で売っていた色紙が気になって購入。
「吾唯足知」と書かれていて、「われ ただ たるをしる」と読む。
「次から次へと欲望を膨らませず、満足することを知ることが大切」という意味。
以前、『「ベトナムの少数民族に会って、幸せってなんだろう」と考えた』という記事で、「小さな幸せをたくさん見つける」、「今を生きることに集中する」と書いた。本質的なところは近い考え方で心に響いた。
家に帰って、早速飾って、しばらく眺めてみるつもり。



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