はじめに
大阪のミナミエリアである阿倍野を散歩してきました。散歩と言っても、買い物と昼食で1時間ちょっとです。
阿倍野には、「あべのハルカス」があります。麻布台ヒルズのビルに抜かれてしまいましたが、日本でで2番目に高いビルです。東京の高層ビルと違って、周りに高いビルがないので、富士山のような独立峰です。遠くからでもよく見えます。
「あべのハルカス」の横には阪堺電車(路面電車)が走って、大阪のディープなエリアの雰囲気を醸し出しています。

阿倍野散歩 大阪の昆布文化(舞昆のこうはら)
大阪には東京にはない昆布文化があります。昆布を贈ったり貰ったりします。父の1周忌のお寺さんのお供え品も昆布でした。
ということで、1周忌のお返しを贈るため、阿倍野にある「舞昆のこうはら」に行って来ました。「舞昆のこうはら」は大阪では大変有名ですが、東京ではあまり知られていません。豚まん551で知られている「蓬莱」も昔は有名でありませんでしたが、ブレイクしました。今は、新幹線で匂いがきついので蓬莱の豚まんを食べるなという論争が起きているくらいです。「舞昆のこうはら」もいつかブレイクするのではないかと思っています。
なぜ大阪で昆布文化が根付いたのでしょうか?
理由は江戸時代まで遡ります。江戸時代に北前船が北海道から大阪へ大量の昆布を運び込んだことで、大阪が昆布の大消費地となり、塩昆布(佃煮)や昆布だしなど、多様な昆布の加工品が生まれました。そのため、現在でもお土産や贈り物として「昆布の詰合せ」が喜ばれるなど、その文化は受け継がれているのです。
小倉屋や神宗などの老舗の昆布屋はありますが、最近勢いがあると思うのは、「舞昆のこうはら」です。「体に良い昆布を」を目指して、昆布の発酵に取り組み、大阪公立大学との共同研究を重ねて開発した「舞昆」が主力製品です。

お店の前には昆布の自動販売機がありました。この自動販売機は、初めてみました。

お店の中は、多種多様な品揃え。昆布とご飯とだし汁の試食が提供されました。

今回、1周忌のお返しを贈りました。返礼品の表書きには、粗供養(そくよう)と書きます。粗供養は、関西を中心に西日本で用いられることが多く、関東の表書きには「志」を用いるのが基本です。また、関西の香典返しには「満中陰志」と書きます。東日本の方に送付したら初めて知ったと言われたことがあります。西日本と東日本では色々な慣習が違いますね。
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町中華の「大新」
昼ごはんには、少しハルカスから離れた町中華の「大新」に行きました。渋オジのマスターが、丁寧に中華料理を作ってくれます。マスターは白い長袖を着ていますが、いつも綺麗で油などついていません。そのためなのか、店内が油っぽくないです。

ここのチャーハンや一品料理が好きなのですが、ランチだったので、日替りランチを注文。少し食べてから写真を撮ったので、水餃子は1つになっています・・・食い意地が張って、最初に写真を撮るのを忘れてしまいます。

お店は地元の常連客で混み合っていました。
大阪は食い道楽の街だけあって、美味しいお店が多いです。
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