電車旅④ マンガの聖地巡礼 ー 名探偵コナンとゲゲゲの鬼太郎

中国地方

はじめに

鳥取県には、西部の境港市に「水木しげるロード」、中央部の北栄町に「コナン通り」という、二大聖地が存在します。この二つのスポットをラッピング列車で結ぶでおり、それに乗って旅をしてきました。

「大山(だいせん)を見に行こう」という思いつきが、鉄道ファンもアニメファンも胸が熱くなる『名探偵コナン』の青山剛昌先生と『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生の故郷を巡る鉄道旅となりました。

大山を見るため東に向かう

安来港であまりにも天気が良かったので、中国地方で唯一の百名山である大山を見るために、ふらっと山陰線で東に向かうことにした。

米子駅を過ぎるとすぐに大山が見えてくる。伯耆富士と言われるだけあって、富士山っぽい山容である。

米子から2駅目の伯耆大山駅から2駅ほどの間からが富士山のような姿を見ることができた。

東に向かうにつれて、米子側からだと奥に見えなかった稜線が見えてきて、富士山とは違う山容となっていった。大山は綺麗な円錐形をしていないことがわかった。南側から大山を見ると岩がゴツゴツしていて、違う山のように見えると観光案内所で教えてもらった。

コナン駅(由良駅)から「コナン通り」を歩く

地図を見ていると、由良駅の近くにコナン通りというのがあることを知って、そこまで行ってみることにした。ここは「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌先生の出身地である。米子から約1時間くらいかかる。

駅を降りると、コナン一色となる。駅前でコナン君が出迎えてくれる。

橋を渡ると米花商店街にコナンの家がある。もちろん表札は工藤。インターフォンを押すと楽しいことがあるかもしれません。試してみてください。

米花商店街には、レストランやグッズショップがある。ここでしか買えない限定品もある。

通り沿いにはオブジェがたくさんあり、写真は道に迷った平次と和葉がいた。鳥取の地図を見ていて、作り込みが細かい。

道路沿いにはマンガの表紙の石碑が並んでいる。

マンホールもコナン君というこだわり。町中が「名探偵コナン」。キョロキョロしながら歩くのが楽しい。

博士が車に乗っていた。ナンバープレートは、少年サンデー。

駅から20分くらい歩いた一番離れたところに「青山剛昌ふるさと館」がある。その前には、少年探偵団が勢揃いしていた。

駅には観光案内所があって、コナン駅来駅証明書を発行してもらえる。覗いてみるとレアなものが見つかるかもしれない。

境港の「水木しげるロード」を歩く

コナン駅こと由良駅から米子に戻り、港境駅に向かう。境港線は「ゲゲゲの鬼太郎」だらけ。乗った列車はネズミ男バージョン。車内のアナウンスも鬼太郎がしてくれる。テンション低めのアナウンス。

違う車両には、こなきジジイが描かれていたりする。

車内の椅子にもネズミ男が描かれている徹底ぶり。

境港線の各駅には妖怪の名前が付いている。米子駅は通称「ネズミ男駅」である。やはり境港駅は「鬼太郎駅」だった。

港境駅に降りると、「鬼太郎・ネズミ男・水木しげる先生」の楽しいオブジェがお出迎え。

妖怪のみんなもお出迎え。

駅前のホテルに荷物を置いて、水木しげるロードに繰り出す。

コナン通りに比べて、街の規模が大きいので、お店も多い。

夕方だったので、観光客は少なめで、少し寂しい。妖怪が出てきそうな雰囲気。

ネズミ男のオブジェはなかなか絵になる。

ゲゲゲの鬼太郎以外のオブジェも数多くある。

水木しげるロードの奥の方に、「水木しげる記念館」があった。

せっかくなので、鬼太郎と電車を一緒に撮れるポイントを探した。欲をいえば、手前のホームに入線してくれれば最高だった。

「鬼太郎、目玉おやじ、ネズミ男、ネコ娘」の4人が揃った写真を撮ることができた。

公園の遊具もなかなか面白い。歩いていて楽しい街だった。

御宿 野乃境港

この日は、境港駅前にある「御宿 野乃境港」に宿泊。夜鳴きそばで有名なドーミーイングループのホテル。チェックインの時に晩御飯のバイキングを追加した。

お寿司、お刺身、天ぷら、おでんなど多様なバイキング。刺身醤油は2種類あって、濃厚で甘めの醤油がお刺身にあって、とても美味しかった。

日本酒は、境港の「千代むすび」。地元の料理には地元のお酒が合う。特にしっかりした味の魚に合う。〆は、蟹汁にちらし寿司。蟹の本場の鳥取で、蟹汁も美味しい。さらに栗おこわまで食べる。やっぱり、お腹がはち切れそうになった。夜鳴きそばを食べる余裕は1ミリもなかった。

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