『雨が降ったら塔ノ岳へ』
『雨が降ったら塔ノ岳へ』ということをブログに書きました。
冬に平野で雨が降ると塔ノ岳ではかなりの確率で雪。そのタイミングで塔ノ岳に行くと、普段見られない雪景色や霧氷が見られる確率が高いです。
また、塔ノ岳は1400mを超えており、雲を越えるため、雲海を見る確率が高いです。塔ノ岳から大山を見ると雲の中ということもあります。標高では200mくらいの差ですが、標高が低ければ低いほど雲を被っていることが多いです。
雪山で抵抗感があるかもしれませんが、チェーンスパイクで大丈夫。夏に塔ノ岳に登ることができる人であれば、天気の良い日なら大丈夫と思います。ただ、下山は疲れていて、滑りやすいので、注意が必要。
ということで、『雨が降ったら塔ノ岳へ』をお勧めします。
コース概要
小田急線の渋沢駅から大倉行きのバスに乗車。終点の大倉で下車します。駅から終点の大倉バス停までは15分程度とアクセスしやすいのが良いところです。また、混んでいる時はバスを増発してくれるので、助かります。
『バカ尾根』と言われる大倉バス停から塔ノ岳までの往復のコースです。正式名称は大倉尾根と言います。 標高差は約1,270mで、標準コースタイム3時間半をひたすら登りです。私のように何度も来る人は、『バカ尾根』のことが大好きです。
自分の記録では、ルートの総距離は、13.6km、獲得標高1302m、5時間11分(休憩259分、ヤマレコの標準時間の0.6〜0.7)でした。
【ルート地図】

【標高グラフ】
塔ノ岳山頂までは、ほぼ登りです。急登と緩やかな道を繰り返します。4ヶ所の急登があります。花立山荘まで来ると、景色も良くなり頑張れます。
- 見晴茶屋後の階段
- 駒止茶屋前の階段
- 堀山の家の後の階段
- 花立山荘前の階段

登山記録
大倉バス停下車後、ポストに登山届を提出。
舗装道路を600m歩くと登山口に到着する。ここから道は細くなるが、舗装道路。数年前に舗装道路となった記憶がある。

大倉登山口
大倉の清水で水をいただく。秦野の水は、丹沢の伏流水から取水しているので、水道でも美味しいとのこと。夏場はペットボトルに満タンにする。

大倉の清水
まずは、丹沢の登り始めのパターンである杉林を登っていく。ぬかるみ防止のため、石畳になっている所もある。一度緩やかな道に出ると見晴茶屋に到着する。天気が良ければ、江ノ島がよく見える場所である。

見晴茶屋
見晴茶屋の裏から階段の急登が始まる。止まった時に冷えるので、汗をかきすぎないペースで登る。体力を温存すべく、ステップは小さくすることも心がける。

見晴茶屋後の急登
急な階段が終わると幅の広い真っ直ぐなトレイルを登っていく。一本松まで来ると、一度緩やかな道になる。

急登と緩やかな道を繰り返す
緩やか道を歩き終えると、駒止茶屋の前に2度目の急登がある。ただし、ここの距離は短い。

駒止茶屋前の急登(距離は短い)
駒止茶屋を過ぎると再び緩やかな道になる。右側には表尾根が綺麗に見える。特に、三ノ塔の山頂は平らで避難小屋があるので、見分けやすい。気温が高い時、ぬかるんでいることがあるが、今日は寒いのでカチンコチンで歩きやすい。堀山の家までは、ほぼ平らな道。少し下りもある。

再び緩やかな道に

堀山の家
堀山の家の裏から急登が続く。まずは細い尾根を通って、岩場地帯。その後、階段の急登が天神尾根分岐まで続く。

堀山の家からは3度目の急登
天神尾根分岐を過ぎると一度、平らな道になる。霧氷が見え始める。

標高が上がり、霧氷が綺麗に
花立山荘の下は階段で一番急な登り。ステップも大きい。後ろを振り返ると相模湾、伊豆大島が綺麗に見えることもある。今日は見えない。

花立山荘の手前の急登
階段を登り終えると花立山荘に到着。いつも汗だくで到着するポイントである。

花立山荘
花立山荘からも登りが続くが、展望が開けて、疲れを忘れてしまう。金冷しで塔ノ岳山頂がうっすら見えた。ここまでくればもうひと頑張りだ。

金冷しからの塔ノ岳
一度緩やかな道で細い尾根を通って、塔ノ岳への最後の登り。雪はそれほど積もっておらず、チェーンスパイクも不要。標高が上がるにつれて、霧氷がどんどん綺麗になる。

塔ノ岳山頂直下の木道と階段
塔ノ岳山頂に着くと、真っ白だった。一瞬、丹沢山が見えた。

塔ノ岳山頂からうっすら丹沢山

山頂の気温は-6℃くらい

山頂からの雲海を独り占め(西丹沢方面)
しばらく休憩していると、遠くが見えてきた。

蛭ヶ岳も見えた

山頂の標識にはつらら
下山を始めるころには、さらに遠くが見えるようになった。

塔ノ岳からの下山時の眺望

霧氷と鍋割山

手前から烏尾山、三ノ塔、江ノ島

鍋割山山陵の向こうに富士山が見えてきた

雲海の向こうに蛭ヶ岳・不動ノ峰・丹沢山

金冷しからの雲海

三ノ塔と大山、さらに相模湾と三浦半島

この天気でうっすら富士山が見えたので良しとしよう
下山後、大倉バス停前にある「手打ちそば さか間」でせいろを頂く。十割そばは売り切れだった。
いつも休日は混んでいる。平日でやっと食べることができた。そばは2種類。蕎麦殻が入っているのと入っていないので、色が違う。横では、天ぷら付きせいろを美味しそうに食べていた。次回は天ぷら付きで、ビールを飲もうを思った。

手打ちそぼ さか間のせいろそば
渋沢駅まで戻り、バス停と反対側の南口にある「肉の松屋」で、秦野名物 ボンチ漬けを買った。
「ぼんち漬け」は厳選したやわらかい豚ロース肉を野菜エキスと味噌を調合した、お肉の松屋特製の風味みそで漬け込んだとても風味豊かな秦野のおいしい逸品。晩ごはんで美味しくいただいた。

渋沢駅南口駅前にある「肉の松屋」
コメント