雲南省•ラオスの旅④ シャングリラから高鉄に乗って麗江古城散策

中国

はじめに

シャングリラから高鉄(High Speed Railway)に乗って、麗江に移動。麗江古城を散策した。

「麗江」は、昆明から約600km、大理から約200kmの所にある標高2,400mの町。

ここには少数民族のナシ族が多く住んでいる。そして、ナシ族独自の文化と宗教をもつ民族と町の美しさの文化的背景が認められ、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録された。

2006年に公開された高倉健主演の映画「単騎、千里を走る。」の舞台になった町である。旅行前に視聴し、町と山々の景色に魅了された。

町の歴史は、雲南省北部を支配していた木氏一族が、800年ほど前に本拠地を白沙からこの地に移したことから始まる。以来清時代の末までチベットと雲南を結ぶ茶馬古道の要衝として栄えてきた。

石畳の道、水路、街並みなど美しい。郊外には玉龍雪山(標高5,596m)があり、バス、ロープウェイと徒歩で4,680mまで行くことができる。

シャングリラから麗江までの高鉄による移動

タクシー遠捕まえて、「火车站」とドライバーに見せてすんなり到着する。

本数自体は多くないが、観光客で賑わう。乗車するのは成都行きだ。

チケットはTrip.comで取った。改札はパスポートをスキャンするだけで、チケットはない。メールに届いた号車と席番号のところに座れば良いだけだった。

車両は、初期の東北新幹線。麗江までは100kmちょっとて、1時間10分くらいかかる。

シャングリラ付近は草原を走る。途中からトンネルだらけ。上は5千メートル級の山。よくこんな所に新幹線を敷いたものだ。時折、谷でトンネルを出る。川がくねくね迂回する素敵な河岸段丘を通った。

麗江駅は巨大。改札を出る時もIDをスキャンする。ただし、パスポートは対応しておらず有人のところを通った。

タクシーでホテルに向かう。ネット予約の住所に行ってもホテルはない。地図上の場所がズレていてそこにも行くが工事現場。近くに良いホテルがたくさんあるので、予約をキャンセル。気に入ったホテルの前で予約し、即チェックインした。この作戦が良いかと思った。ホテルは清棲·設計師民宿(麗江古城南門)という名前。設計師民宿とは、建築やデザインにこだわった宿泊施設のこと。具体的には、伝統的な麗江の建築様式を取り入れつつ、現代的なデザインや快適性を加えた宿を指す。これで1泊3千円しないので満足。受付の栗子さんの明るいキャラも良い。

チェックイン後、お茶とみかんを食べながら玉龍雪山へのチケットを取れないか相談。電話では無理そうだったので、近くの旅行会社に連れて行って話をつけてもらう。

明日は標高4,680mにチャレンジだとこの時は思った。

麗江古城の散策

麗江古城は、2km四方くらいの大きさ。ベネチアのように迷路のような町で、車が入ることができない。観光化されていて幻滅するかと思っていたが、そんなことはなく落ち着く街。お茶を飲みながら何日でも居られるそう。また、標高が2,400mあるので、日本は早くも猛暑日だか、15℃から20℃と快適。街中がテーマパークみたいで、写真映えするところばかり。台南など好きな人は、この街を好きになるだろう。

木府と高台にある獅子山公園に行く。

木府は、この辺りを統治を任されていた木氏が暮らしていた家。獅子山公園は、高台にあり山頂に5層の楼閣が立つ。チケットは別売りで、木府は40元、獅子山公園が35元である。

木府

獅子山公園

どうやら昨日から雨季に入った感じだ。天気予報も雨ばかり。ずっと降るのでなく、にわか雨のように降る。にわか雨のタイミングで、キノコビーフン鍋を食べて雨宿り。

お茶屋さんで、お茶を試飲したら、またお茶を買ってしまった。初めて店員さんが英語でちゃんと説明してくれた。昨日は、プアールの熟茶を買ったので、今日は香りのあるお茶を買った。

午後7時50分に旅行会社に玉龍雪山のチケットを取りに行く。チケットは確定しているわけでなく、クリック合戦だった模様。横にいたマレーシアの母娘もチケットを取れなかった。彼女たちは中国語と英語が堪能なので、状況を教えてもらえた。ロープウェイの輸送能力に限界があり、玉龍雪山のチケットの前日予約は厳しいようだ。

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