はじめに
玉龍雪山に登るチケットを手に入れられなかったので、ホテルで再度お茶を飲みながら受付の栗子さんに相談。お茶飲みながらというのが、何とも言えず良い。「茶馬古道と玉湖に行くのが良いんじゃない?」と提案された。シャングリラの博物館で、気になっていた茶馬古道だ。行くことに決めた。
「ホテル→茶馬古道→玉湖→ホテル」の車も手配してもらって、WeChatのグループチャットで繋がる。乗る人も1人でなく何グループもいて、車も1台でない。チャットで連絡を取り合う方式だった。
茶馬古道をキャラバン
「茶馬古道」とは、世界で最も高所で、最も複雑な文明文化の伝播路であり、物資の交易路であり、民族移動の回廊でもありました。茶馬古道を巡っては、旅人、商人、探検家…誰もが奔走しました。人類史上最長で最も危険なこの道。古道の繁栄を支え た茶馬交易は衰退しましたが、私たちは今でもその感動的な光景と、当時の活気あふれる生活を思い描くことができます。(シャングリラ博物館の展示より)
7世紀の唐の時代にはすでに交易が始められ、20世紀中ごろが流通の絶頂期と言われている。
まずは朝ごはん。今日は蒸し餃子を食べた。パンのような油多めのナンのようなもの。挟んで焼いているものを注文してみた。

茶馬古道としか書いていなかったので、遺跡を見て、古道を歩くのかと思っていた。着いた所は、「玉龍雪山騎馬場」だった。だからいきなり馬に乗る。キャラバンの体験だった。アップダウンのある山道を40分くらいで長い。ほんとに長い。トレイルのシングルトラックもある。冷や汗を掻きながら落ちないように馬にしがみつく。
お馬さんはきれいな栗毛。タテガミがほわほわして可愛い。

鞍についた金具を軽く持つように注意される。落ちないように握りしめすぎていた。登りは前傾姿勢、下りは後傾姿勢を取るようにとのこと。要するに、身体は鉛直方向に合わせる。結構な急な坂も下れるんだと思った。
言葉では茶葉古道のキャラバンは分かっていたつもりだけど、実際体感してみると「お茶を運ぶのは大変なことだ」とよく分かった。何事も実体験が大切だ。
お馬山たちをつないでしばらく散歩。

ナシ族はトンパ文字という象形文字を使う。

姉妹湖があり、ウエディング撮影のメッカだった。キャラバン組とウエディング組のギャップが激しい。

帰りも馬で戻る。正直歩きたい気分だった。ただショートカットコースで帰るのと慣れてきたので、随分楽だった。
次にお茶の試飲タイム。2日連続お茶を買ったので、言葉が分からないことで売り込みを逃げる。

昼食は排骨ひとり鍋。たくさんの野菜を食べまくる。こっちのもやしは固い。もやしっ子と呼べないレベルだった。

玉湖を歩きまくる
次に、違う車で「玉湖村風景区」に行く。入口でチケットを買って、カートに乗る。下車後、お店のある観光村を上がり、次のカートで右側の龍女湖に行くのが正しいルート。
自分は間違って、赤線ルートで玉柱擎天(別料金)に行ってしまった。そのため、ドライバーから早く帰って来いの連絡があり焦る。結果的に歩きまくった。
玉湖に来ているけど、地図に玉湖がない。玉柱擎天の玉の字を勘違いして行ってしまった。

間違って行った玉柱擎天だが、景色は良かった。

池の奥の階段を一番上まで登ってみた。標高は2,860m。ここから眺める景色は、奈良盆地みたいだった。同じようなところに古代の文明は栄えるのだろうか?気候も土壌もよく作物が多く育ちそうである。

帰りは登った急な階段を降りる。

ドライバーに「そこは玉柱擎天だよ」とチャットされ、肝心な龍女湖に行っていないことに気づく。2つ目のカートがあることも知らず行きは早歩きで向かう。
途中に、玉龍雪山が見えたが山頂は雲の中。

ようやく龍女湖にたどり着く。ドライバーに早く戻ってこいとせかされる。のんびり眺める時間はなかった。帰りにカートがあることに気づく。カート2本乗るとあっという間に入口。こんなに簡単に行けたんだと今更ながら気づく。とにかく景色は良いので、玉龍雪山を見たい人にはお勧めスポットだ。

ホテルに戻って、栗子さんにお礼を言う。ブログ昨日の記事のアドレスを送って読んでもらった。
コメント