藤野15名山(石老山〜石砂山〜鉢岡山〜金剛山)低山登山の記録 

歩く旅

コース概要

藤野15名山のうち石老山・石砂山・鉢岡山・金剛山の4座を歩いてきました。

【区間・ルート地図】

スタートは相模湖駅で、地図の区間1から区間8の順番に歩き、ゴールは藤野駅です。

【トレイル状況・距離・時間・累積標高】

距離23.3km、時間は7時間28分(休憩22分含む)、獲得標高1,737mでした。

区間3(牧馬峠分岐→牧馬峠→石砂山)が山と高原地図の赤点線で歩行に注意が必要でした。

※距離と時間は自分のヤマレコの記録。時間は標準タイムの0.5〜0.6。

【標高グラフ】

区間1(相模湖駅→嵐山→鼠坂): 4.3km

相模湖駅で下車。歩き始める。三ッ木行きのバスが駅前に停車しており、蛭ヶ岳に行ってもいいかなと思った。ただ、蛭ヶ岳日帰りは覚悟が必要。今回は奴(ヒル)がいないうちに、ヒル危険地帯を登ろうというのが一つの目的。蛭ヶ岳ではない。

まずは甲州街道に出て、相模湖のほうに下っていく。相模ダムの上を歩く。冷えた空気が心地よい。清少納言も『冬は朝が良い』と言っている。空気がピーンと張り詰めていて、清々しい。

相模湖を堰き止めている相模ダム

登山口に着く。嵐山までは0.5キロの登り。体が冷え切っており、ちょうどよい。30分ほどで嵐山山頂に着く。相模湖の景色がきれいに見える。沈みかけの満月も見えた。嵐山という名前の由来は、京都の嵐山に似ていることから来ている。相模湖に架かる橋が渡月橋ということで眺めてみる。

嵐山山頂から相模湖の眺望

下りの途中に竹林がある。こちらの方も嵐山っぽいかもしれない。

嵐山下山路の竹林

いくつか小さな登り返しを経て、相模湖プレジャーフォレストの入り口にたどり着く。途中、4つほど木の橋が架かっている。最後の橋に工事用足場のパイプで手すりが付けてあった。幅が狭く、意外と高度感があった。高所恐怖症であるので、助かる。

区間2(鼠坂→石老山→牧馬峠分岐): 5.9km

相模湖プレジャーフォレストの入り口からは国道を歩かず、顕鏡寺に向かう東海自然歩道を歩くことにした。トレイルに入ると、観覧車が見える。小川には、霜柱のお化けがある。写真を撮ってみた。

この日の冷え込みは強く、多くの霜柱・霜花が見られた

冬の枯れた散歩道は、モノトーンっぽくて良い。冬だから、山は暗いのではなく、逆に枯葉が落ちていて明るい。太陽の角度が低くてまぶしい。そのキラキラ感が好き。プロのトレイルランナーの鏑木剛さんが、『秋とかの冬とかのトレイルっていうのは明るくて好きなんですよね。気分が滅入ってるサラリーマン時代(県庁勤務)、それで救われた。』と言っていた。わかる気がする。

冬の林はキラキラしている

顕鏡寺まで直接登れそうな脇道に入ってみる。ヤマレコでみんなの足跡は無い。赤リボンが付いているので一応トレイルである。ちょっと登って、下った。結局、お寺に行けないのようだった。脇道は意味がなかった。荘子が言うには、一見意味がないように感じるものが、重要な役割を担っているとのこと。『無用の用』という故事。今回の経験も何か役立つであろうか?

赤リボンから脇道に入ってみる

石老山の登山口に到着。ここは下山メシで志田未来さんがコントをやっていたところじゃないか。ごくごく普通のところだった。

下山メシの撮影現場

石畳の登山道を登っていく。歴史を感じる立派な杉林だ。

石老山の登りは歴史を感じる道

顕鏡寺に到着。851年に建立されたお寺。関東としてはかなり古い。

顕鏡寺山門

顕鏡寺からの登り。少し遠回りして、桜山展望台に寄ってみる。急にお腹が減ってきた。ベンチがあって、朝食を食べる。セブンイレブンのおにぎり。会社員時代、毎日食べていた。しかし、どんどんご飯の量が少なくスカスカなってきた感じがした。それで、20年ぐらい食べていたのを、止めちゃいました。ちょうどコロナで運動不足になり太ったのと、『空腹は最強の薬』って言う本を読んだから。16時間の空腹時間を作ると、オートファジー(細胞内の不要な物質を分解してリサイクルする仕組み)を活性化させることで、老化や生活習慣病の予防、デトックス効果などが期待できるらしい。全く食べてはいけないのでなく、ナッツとか食べていいって言うことなので、ナッツの小袋(35グラム)を食べてました。そうしたら太った分の4キロぐらい痩せた。毎日じゃなくて、週2〜3日くらい。慣れると空腹は気にならなった。

と考えていると、身体が冷えて来た。歩き始めよう。

桜台展望台からの東京方面の眺め

身体が暖まったところで、石老山山頂に到着。展望はあまりはないが、木々の隙間から丹沢方面が見える。

石老山山頂

左の奥の方に雲に隠れた蛭ヶ岳。低山から見ると、丹沢は高いなぁ。

石老山山頂から丹沢方面の眺め

区間3(牧馬峠分岐→牧馬峠→石砂山): 2.8km

石老山を少し下りる。牧馬峠分岐で赤点線ルートに入る。下の標識の裏側の小道。標識はない。今までと違って、道幅が狭い。赤リボンの目印のみ。

牧馬峠分岐から赤点線ルートに入る

牧馬峠付近で、一度車道に出る。車道までの下りは落ち葉と小石で滑りやすい。車道から登ると入り口が非常にわかりにくい。ここから登るのは躊躇するかもしれない。下の写真で何となくルートを読めるか?

車道からはこの石を登ってトレイルに入る

舗装道路を200メートルぐらい歩いて、石砂山への登山道に入る。この入り口はわかりやすい。

牧馬峠から石砂山まで、1ヶ所わかりにくいところがあった。ピークを登る道を選択。巻道が見つからなかっただけかもしれない。

青丸部は、ピークを通る道を歩く

全般的に、牧馬峠への下りより、石砂山への上りの方が歩きやすい。ただ、石砂山の直下急は、直線的な上りできつい。やはり山と高原地図の赤点線のルートだ。

区間4(石砂山→篠原バス停): 1.9km

石砂山山頂は、木々で覆われているが、落葉のため展望はある。振り返ると石老山も見える。

石砂山山頂

下りはあっという間。赤線の登山道は歩きやすい。小さな集落に下りて来た。雰囲気のある集落。薪ストーブを使っていて、薪がたくさん備蓄されている。

石砂山から下りてきたところの集落

福寿院前を通る。『苦楽も自作自演』

東京事変「仏だけ徒歩」の歌詞(椎名林檎さん作詞)のようだ。難しくて理解できない・・

福寿院の掲示板

区間5(篠原バス停→鉢岡山): 2.3km

篠原バス停には小学校もある。自販機は多数あり、飲料水の補充は可能。二車線の車道歩いて、鉢岡山へ向かう。それから一車線の車道を登り、車道脇のトレイルに入る。山と高原地図にはないルート。里が近いので、踏み跡が多数。尾根沿いの道(左側)を行く。

左側の登る道を選択

鉢岡山の山頂近くで、登山道に合流して、広いある登山道になる。

区間6(鉢岡山→杉峠): 1.1km

鉢岡山の山頂は展望はない。標識の左奥の笹の中に突入していく。青いテープを目印に、ガサガサ歩いていくと、正規登山ルートにポンと飛び出て合流。

鉢岡山山頂

車の不法投棄があった。車が来れるくらいなので、オフロードの林道で歩きやすい。

車の不法投棄

区間7(杉峠→日連山→宝山→杉峠→峯→金剛山→金剛山登山口): 3.7km

杉峠から日連アルプスに入る。杉峠は、稜線のなかほど。稜線の東側の日連山と宝山に向かう。

その後、杉峠に戻り、峯山と金剛山に向かう。

日連アルプスの真ん中あたりにある杉峠から稜線に入る

宝山山頂からは中央自動車道が見える

日連アルプスの道も、落葉している冬場の方が展望が良い。冬に歩くのがいいと思った。峯山山頂は展望が一番良く、丹沢〜富士山方面〜甲州アルプス〜奥多摩の山が見える。

峯山頂から奥多摩方面(奥の方に雲取山)

峯山から金剛山へはわずかな距離。金剛山には神社がある。

金剛山山頂

金剛山へからは下りのみ。急なので、登りの場合稜線までは少しきついかも。

金剛山登山口

区間8(金剛山登山口→藤野駅): 1.3km

金剛山登山口から車道を歩いて、日連大橋を渡る。橋から藤野駅まで登り返して、甲州街道を渡って、駅に着く。

日連大橋からの相模湖の眺め

藤野15名山の攻略編(中央線の南側の7座)

別の記事で「藤野15名山の攻略編(中央線の南側の7座)」があります。ご参考になれば幸いです。

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