雲南省•ラオスの旅11 ヴィエンチャン経由で帰国

ラオス

はじめに

雲南省・ラオスの旅も終盤。ルアンパバーンからヴィエンチャンへ移動し、飛行機(ホーチミン乗継)で帰国するだけとなった。

ヴィエンチャンはラオスの首都。人口は100万人程度と首都として多くない。他の東南アジアの国の首都のように密集している感じはなかった。

時間があれば、ベトナム、カンボジア、タイ、そしてマレー半島縦断と旅を続けられ、深夜特急のように抜け出せなくなりそうだと思った。

ルアンパバーンからヴィエンチャンへ電車で移動

ルアンパバーンからヴィエンチャンへは電車で移動した。乗り方は、昆明からルアンパバーンへの移動方法と変わらない。

チケットは、「12GO」というサイトで予約できる。(2025年6月)混雑していたため、チケットを手配し、支払い済み後に「チケットがありませんでした」と連絡があった。お金を払って、チケットを入手できたことではないので、注意が必要。支払ったお金は、ちゃんと返金された。

チケットが取れないので、夜便に変更しようと思ったが、ヴィエンチャン滞在が短くなるため、一等席を予約した。ルアンパバーンのホテルから駅までの乗合タクシー付きのチケットを予約してみた。ホテルまで迎えに来てくれて、しかも電車のチケットも渡してくれるサービスだった。お迎えの30分前にスタンバイするように指示があった。実際はお迎えの25分前にお迎えに来て、時間もちゃんと守るサービスだった。

乗合タクシーには8人乗車

あとから考えれば、電車を待つまでラウンジに入って、優先改札も使えたと思った。エコノミーに慣れすぎている。これもエコノミー症候群の一種か。

ルアンパバーン駅。2021年末に開業で綺麗。

一等席はゆったりしていたが、2時間の旅であり、あっという間にヴィエンチャンに着いてしまう。

1等車は2人掛けのシート

ヴィエンチャンに近づくに連れて、トンネルも少なくなり、平地の風景。稲は見慣れた水稲栽培になる。

ヴィエンチャン駅前には、タクシーの呼び込みがいる。30万円(2,100円)キープと言われ、そこから15万(1,050円)キープまで値切った。

しかし、タクシーの感じが良くなかったので、隣に停車していたバスに行き先を聞く。日本人似の優しそうな女性の車掌さんが、行き先のセントラルバスステーションを教えてくれる。ホテルに近かったのでバスに乗ることにした。料金は25,000キープ(175円)だった。距離は10キロちょっとだったが、1時間近くかかる。車は多くないが、道路工事や路駐が渋滞の原因だ。車内には蚊が飛んでいて、民族も今までと違う。一気に南国に来た感じがした。

先頭に立っているのがバスの車掌さんで、集金に回る

ヴィエンチャン散策

ルアンパバーンの居心地が良すぎたので、ヴィエンチャンを観光する気持ちはなくなっていた。

今までバリ島のようなところの高級リゾートホテルに滞在したことはあった。美味しい料理を食べ、プールサイドでくつろいで、夜にバリ舞踊を鑑賞するという休日を過ごしたことがある。気持ちが落ち着く感じはしたけれど、「ルアンパバーンの居心地の良さはかつてない体験だった」とヴィエンチャンに着いて気づく。

ルアンパバーンでは、高級ホテルにも滞在していない。しかし、なぜか落ち着く。少し体を動かしたかったら、街を散歩する。街も歩くにはちょうど良い大きさで、自由に好きなところに行くことができる。車も少なくストレスがない。少し疲れたら、カフェでくつろぎ、ラオマッサージを受ける。地元の人間も、サービスの笑顔でなく、自然な感じでにこやかで穏やかに話す。居心地が良いとはこういうことなんだということに気付かされた。

バスを降りた後、パトゥーサイというパリの凱旋門をモデルに建てられた戦没慰労塔を遠目で見た。

道端には、あまり見慣れない乾燥した食材が並んでいた。

市場には、フルーツや串焼きのような食べ物だけでなく、海ぶどうも並んでいた。

繁華街の通りといえども人通りはまばら。歩道や車道の工事が随所で行われていた。

上から眺めても、高層ビルのようなものは見当たらない。

メコン川まで行くと夕焼けが綺麗に見えた。多摩川みたいだったけど、対岸はタイ。

ここでもバイクのアイスクリーム屋さんが出没していた。

河岸には遊園地があり、空には入道雲。雲南省の標高4000mとの違いを感じた。2週間くらい前だけど、高山病でどんより頭が痛かったのは遠い昔のような気がした。

河岸の道にはナイトマーケットが開かれていた。形に残るようなお土産はいらない感じがした。

最後に、ビアラオで飲んでいなかったIPAとWhiteを飲んだ。知っている限りの全種類を制覇した。

ラオスは最貧国の一つといわれているが、ラオスの人々の姿、行動を見ていると、悲惨さはないし、最貧国という感じはない。ビールもうまい。GDPという数字の上では、最貧国かもしれないが、数字では表せないものが大切なんだと思った。

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ふらりと入ったレストランは、ベトナム料理だった。

晩御飯後に、ナンプ広場に行ってみた。小さな何ともない公園だった。この何ともないというのが、ギラギラしておらず、ラオスらしくてよかった。

空港に行く前に昼食。手元に現金が少なくて、ローカルの食堂でラオス料理を食べる。2品目とライス付きで30,000キープ(180円)で食べることができた。

まだ、現金があったので、コーヒーとアイスクリーム注文し、空港に向かった。

夕暮れのメコン川(川の向こうはタイ)を越えて、帰国の途につく。

下に見えるのはメコン川

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