【父の遺した写真】明日香 橘寺からの岡寺の三重宝塔を写す

写真
橘寺からの岡寺の三重宝塔

はじめに

昨年亡くなった父は、写真を撮ることが趣味だった。時々、気に入った写真を写真集にしていた。そのひとつに「僕の大和路」シリーズがある。また、家には写真を大きく印刷して、気に入った写真を額に入れて飾っていた。それらの写真の中で、私が気に入っている写真を紹介しようと思う。

「僕の大和路」という写真集(全7冊)

祖父が奈良の桜井出身。「戦時中の10歳の時にそこに疎開していた」と父はよく話していた。そういうこともあり、奈良(大和)の写真を撮るのは、人生のテーマだと言っていた。

パソコンにメモが残っていたので、紹介します。

「大和路の風景写真」は僕のライフワークです。父が大和、桜井の出身で僕も戦時中祖父母の所に疎開し三輪山の麓の敷島国民小学校に通学したことから大和路に愛着があり、退職してから撮影した写真です。

明日香 橘寺からの岡寺の三重宝塔を写す

撮影場所は、奈良県明日香村にある橘寺。そこから1kmちょっと離れた岡寺の三重宝塔を撮影している。

撮影日は2016年4月2日。桜が咲き始めて、春の花や芽吹いたばかりの葉の色々とのコントラストが良い。また、後ろの杉の木は深い緑で、花々の鮮やかさを引き立てている。

橘寺からの岡寺の三重宝塔

岡寺

「岡寺」は、奈良県明日香村の東にある岡山の中腹にある。岡寺の創建は、約1300年前に天智天皇の勅願によって建立された。昔の日本の首都である飛鳥京の中心地 飛鳥宮(大化の改新が起こった場所)の東にある。

岡寺は、しゃくなげ(石楠花)やダリアの花でも有名である。

橘寺

「橘寺」の創建年代不詳。文献に初めて登場するのは天武9年(680)。聖徳太子誕生の地といわれ、太子建立の7カ寺の一つ。当初は66もの堂宇が立ち並ぶ大寺院で四天王寺式伽藍配置をとっていた。現在は江戸期に再建された本堂(太子殿)など、わずかな諸堂を残すのみとなっている。

奈良の前の首都だけあって、歴史がありすぎる。

当日撮影した橘寺

当日の写真

満開の桜を撮影した当日撮影した写真も紹介。

Googleで画像検索したら、奈良県宇陀市大宇陀本郷にある枝垂れ桜の「又兵衛桜」だった。雑誌などでもよく紹介されている超有名な桜のスポット。

満開の「又兵衛桜」

この日は天気も良く、桜のタイミングもバッチリ。充実した撮影だったのだろう。

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