はじめに
「天然のイワナを釣る」ということを夢見て、渓流釣りを始めて1年。夢が現実となりました。師匠である同級生のふたりのおかげです。
去年、自分の竿で初めてを釣りをした長沢谷。東日原のバス停からだと2時間半歩く源流域。東京都の最西部の沢です。これより奥には大雲取谷くらいしかない。
2時間くらい歩いて源流まで行くと、立ち入る人も少なめ。「釣りの腕はない自分でも釣れるチャンスはあるのだなぁ」と思った。
釣行記
車で行くことができる日原林道の一番奥の八丁橋に車を駐車。ここには6台くらいしか駐車できないが、ギリギリ駐車することができた。梅雨明け後の連休で天気も良く、登山者も多い。去年、ここから雲取山に登ったこともある。
日原林道を6kmくらい歩く。日差しは強いが、日陰は風が心地よい。

キャンプ・釣り道具、食料など15kgを超える重装備。林道を2時間くらいゆっくり歩く。自転車で乗り付けている人もいる。林道は綺麗にならされていて、自転車でも走りやすい道。緩やかな登りはずっと続く。電動自転車で来ると楽だろう。

ここから長沢谷に降りていく。バリエーションルートである二軒小屋尾根の登山ルートへ行くこともできる。10年ちょっと前の地図に載っている大ダワの登山道は崩壊しているので、今は歩くことはできない。雲取山に行くときは、富田新道を通ること。

片側が切り落ちた細い道を100m近く下っていく。ここは注意が必要。

倉沢谷まで下りると橋が架かっている。

まずは、テントとタープを設営。昼ごはんと食後のコーヒーで一休み。

ここから釣りを始める。少しずづ上流に行くと、大きなヤマメやイワナが走る。「見える魚は警戒しているのか、釣れない。」といつも思う。

魚が小さな岩の陰にも逃げ込むのを見えていたので、小さな岩陰に毛鉤を投げ込むようにする。テンカラの機動力を活かすようにする。すると、ブルっとイワナが釣れた!
前回はタモ網にキャッチできなかった。今回もリュックからタモ網外すのに手間取ったけど、何とか取り込む。師匠に写真を撮ってもらった。小さいと思ったけど、写真を見るとまあまあのサイズ。20cm以上はありそうだった。元気だったので、リリースしたら、慌てて小さな岩陰に逃げ込んだ。本当に狭い岩の間にも逃げ込むという習性を知ることができた。


毛鉤は、ニンフという沈めるタイプの毛鉤。師匠が巻いた(作った)毛鉤を失くしまくって、アマゾンで買った毛鉤を使った。浮かせるフライというタイプで魚を釣ったことはまだない。

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その後、岩陰狙いで毛鉤を投げ込む。コントロールが悪くて、岩陰の水面でなく、岩岸に投げてしまって、カエルが引っかかった。釣れるのはイワナよりレアかもしれない。ブルっと来るし、動くので魚かと思ったが、ぴょんぴょん跳ねるので、びっくりだった。

自分の釣果は、イワナ1匹とカエル1匹だった。上流まで吊り上がり野営場まで戻った。

キャンプ
下界の最高温度は35℃だが、標高1000mで川沿いでもあり、昼でも涼しい。明け方は寒いくらい。昨年と違って雷雨にも遭わずにラッキーだった。
料理は、アヒージョとフランスパン、バーベキュー(牛肉、豚肉、野菜)がメインで、酒を飲みながら乾き物やキムチをつまむ。焼きそばとホタテの炊き込みご飯を準備していたが、今回食べきれず。
雨に降らないと思うと油断して、かまどの設定が悪かった。空気を吸い込む構造にならず、焼けるまで時間が掛かって、お腹がいっぱいになってしまったのかもしれない。


早く寝たので、早起きをして朝食前に釣り。
朝ごはんは、マフィンと食パンのサンドイッチがっつり食べた。写真を撮り忘れる。
テント、タープを撤収して、林道まで登る。狭いので、慎重に歩く。

林道に着くとと気温が驚くほど上がる。林道をゆっくり下って、八丁橋まで戻る。

奥多摩駅付近まで来ると殺人的な暑さ。
夜は、川のせせらぎを聞きながら、涼しい倉沢谷で眠りたいと思った。
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