【3日目】熊野古道 中辺路4泊5日で熊野三山通し歩き(熊野本宮〜小口:小雲取越)

歩く旅

これを最後まで読んだ方は、一緒に旅したのと一緒。バーチャル中辺路歩き(3日目)です。

3日目の概要(熊野本宮〜小口:16.9km)

熊野トラベルのガイドブックによると、3日目の標準時間は4.5〜6時間です。山登りに慣れた人向けの設定のため、滝尻から熊野本宮までより標準時間が短くなっていると思われます。

自分のGPSの記録では、距離16.9km、登り999m、下り1024m、時間5時間48分でした。

雲取というのは、奥多摩の雲取山と関係があるそうです。もちろん熊野の方が先で、秩父の三峯神社が廃れた時に熊野出身の僧侶が入り、風景が似ているから奥多摩に大雲取(雲取山)、小雲取山という名前を残したとのこと。登山道を歩いていると神社仏閣が多いのもありますが、雰囲気が秩父や奥武蔵のトレイルに似ていると感じることが多々ありました。

【標高グラフ】

<熊野トラベルのHPより>

【地図】

<熊野トラベルのHPより>

熊野本宮〜請川登山口

7時半に宿を出発。東の山から朝日が昇ってきた。

今日は歩行時間が短いので、早く着きそう。まず大鳥居にもう一回行ってみる。朝日が昇るタイミングで、大鳥居を見ることができた。雪も少し残っている。

大斎原の大鳥居

熊野川沿い沿いに国道を歩く。交通量は多いが、歩道がある。広い河原。緩やかな流れだ。遠くには雪山。そこだけ切り取るとチベット(イメージ)みたい。標高50mだが。。

登山口まで熊野川沿いを歩いていく

登山口手前にデイリーヤマザキがある。今日は定休日。コンビニとは言えないと熊野本宮で聞いた。

小さな地元向けの「須田商店」がある。刺身がめちゃうまそう。朝から食べれないかと諦める。干物おにぎりのみ購入。

ラーメン屋や中華料理屋もある。請川のゲストハウスに泊まるという手もある。もし、小口で宿が取れない場合、健脚であれば、請川から小雲取越と大雲取越を通って、那智大社まで行くという手もある。

須田商店は地元密着のお店(魚・野菜・果物・惣菜が揃っている

干物おにぎりを購入

請川登山口〜小口

請川から登山口に入る。準備をしていると日本一長い路線バスの新宮から大和八木行きの路線バスが来た。全長169.9kmで、約6時間半かけて走行する。

登山口からは、民家を抜けて、石の階段を登っていく。朝日が差し込む素敵な林間トレイル。昔から人が多く歩いている道、古の道は歩きやすいような感じがする。中山道の碓氷峠を越える時も歩きやすかった記憶がある。

小雲取越の道は緩やか登っていく

登ってる途中、さっき買ったおにぎりが気になって食べてしまう。干物おにぎりめちゃうまい。ネギも良いアクセントになっている。刺身を買って、店の前の道端で食べればよかったと少し後悔。

今日は風がない。気温は0度位だけど、体感温度は低くなくて過ごしやすい。

百間ぐらに到着。小雲取越の絶景ポイント。幾重に重なる山並みが素晴らしい。紀南最高峰の大塔山も見える。

誰にも会わないと思っていたら、昨日からトレイルで抜きつ抜かれつを繰り返した台湾山岳女子に会った。写真一緒に撮って良いですかと言われたので、写真を撮った。今まで登ってきた山の話をする。彼女はラダックが良かったとのこと。気になってたところだ。テント泊でシェフ付きのようだ。9日間シャワー浴びれない。寒い高山病になるとも言ってた。行ってみたいなぁ。

百間ぐらの眺望(幾重に重なる山並みがよい)

また、台湾山岳女子に追いつく。どら焼きをあげる。ドラえもんと言っていた。さすが、世界のドラえもん。

桜茶屋跡では東屋があり、ゆっくり休む。日光を浴びる。暖かい。

小口への下りは、箱根旧街道のような石畳もある。浮石がないので、歩きやすい。

石畳の道

小和瀬渡し場跡の手前で集落に下りる。川を渡ると、車道沿いに歩き、トンネルを抜けると、小口自然の家が見えてくる。

集落に下りて、橋を渡ると小和瀬渡し場跡

宿泊先

小口自然の家は、廃校を利用した設備。15時前にもチェックインさせてもらえた。受付の人も感じが良い。しかもお風呂は14時から入れる。洗濯もただ。乾燥機は100円。少し変わっているのが暖房を付けるのに100円/日。暖かいから良かった。

小口自然の家は廃校を利用した施設

学校の面影がある廊下

和室お部屋浴衣付き

入浴後、風景印付きの葉書を買ってきてと姉に頼まれたので、小口郵便局に行ってきた。昔の熊野詣を絵にした風景印だった。

小口郵便局の風景印

宿泊者は13人くらい。日本人は自分だけ。小雲取・大雲取越のルートを歩く人は、ほぼ泊まる。中辺路のボトルネックだ。晩御飯にお寿司も付いており、御飯もおかわりし、ガッツリ食べた。

小口自然の家の晩御飯

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