【本日の記録】
* 天気: 晴れ
* 歩行距離: 36.8km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 401m / 下り 401m(※GPSの実測値)
* 時間: 8時間39分(活動8:36、休憩0:03 ※実測値)
* 困難度: ★★★☆☆
* 宿泊地: 民宿くもも(土佐清水市久百々)
* 参拝した札所と区間距離(目安):
* OHAMA 〜 民宿くもも:約33.9km
* 総距離:約33.9km
温かい宿OHAMAを出発し、黒潮の海沿いを進む
海沿いの宿にも関わらず、波が静かで何も音がしない静かな夜を過ごすことができ、しっかりと体力を回復させることができた。朝ご飯はパン食。地元のレモンで作った手作りのジャムが、酸味が効いていてめちゃくちゃおいしかった。
温かく迎えてくれたオーナーさんに挨拶をし、伊田の宿「OHAMA」を早朝に出発。昼ご飯はあまり食べるところがないからということで、おにぎりを持たせてくれた。
静かな伊田の漁港を抜けて歩き出す。

遠くに足摺岬が見えた。目標としてロックオン。ここからの距離としては55キロ位で、歩くと14から15時間位かかると見込んでいる。明日の11時到着を目標に、少しずつ歩みを進める。


今日から明日にかけては、第38番・金剛福寺のある足摺岬までひたすら歩き続ける旅になる。今日だけでも約33.9kmの長丁場だ。札所間の距離が四国遍路の中で最も長いこの区間は「修行の道」とも呼ばれている。
昨日から導入したアプリ「HENRO HELPER」を活用すると、正しい遍路道がすぐに分かるので非常に快適だ。このアプリのおかげで、ただひたすらに「歩くこと」だけに集中できるのは非常に大きい。

道の駅の手前で交通量の多い国道を外れ、海岸沿いを行くルートを選択した。入野松原を歩く。気持ちの良い道だ。松葉の上を歩くのが柔らかくて足裏に優しく、小さな喜びを感じた。

雄大な四万十川を越えて
黒潮町の美しい海岸線を抜け、ルートは四万十市へと入っていく。
そして午前中の大きなハイライトとなるのが、「日本最後の清流」とも呼ばれる四万十川。ついに到着した。河口に近い一番下流の橋を渡るので、沈下橋などのよくある四万十川のイメージとはちょっと違うが、それでもここまで歩いてきた達成感はあった。

今日はハイペースで進み、すでに約半分の距離まで来た。橋のたもとに採市場で休憩する。四万十川の河川敷に東屋があって、川を眺めながらご飯を食べることができる。宿で作ってもらったおにぎり2個と、高知名物の「ぼうしパン」をかじる。かなり固めのカステラという感じだ。デザートのアイスクリンは別腹である。


大きく広々とした四万十川を渡ると、いよいよ足摺岬のある土佐清水市方面へ向けて南下の道のりが本格化する。
伊豆田峠を越え、歴史ある「真念庵」へ
トンネルを通らず、旧道の遍路道を行く。

舗装道路で高度を上げていって、最後はトレイルで伊豆田峠を越える。


標高約260メートルまでがっつり登った。特に見晴らしが良いわけではないので、体力的に余裕がない人以外にはお勧めしない。ただ、舗装道路の歩きとは違う筋肉を使うことができて、個人的にはちょっと良かった。

山を降りると「真念庵」があり、立ち寄った。



真念庵は、江戸時代に四国遍路の初のガイドブック『四国遍路道指南』を著し、「四国遍路の父」と呼ばれる僧・真念が建てたお堂。かつてのお遍路さんは、ここに重い荷物を置き、身軽になって足摺岬の金剛福寺まで往復していたという、歴史的に非常に重要な善根宿の跡地だ。現在は地元の方々の寄付で綺麗に建て替えられている。
ちなみに、岩本寺の宿坊でご一緒だった大分から来られた歩き遍路の同志は、海岸沿いの長いルートを選択していた。軽快な足取りで私を追い抜いて行った。
田園地帯では野焼きをやっていた。その煙の中を通りながら、さらに海に向かって歩く。



最後は海岸線に出て約3キロ位歩き、本日の宿に着いた。長距離を歩く体へと完全に仕上がっているのを感じながら、一定のペースで黙々と歩みを進めた。


長丁場を歩き抜き、「民宿くもも」に到着
無事に本日の宿泊地である「民宿くもも」に到着した。

こたつに入って、脚を温めながらブログを書く。すごく快適。

札所のないひたすら歩く1日だったが、約37キロという長距離を足の故障もなく無事に歩き切れたことに安堵した。
晩御飯は、お刺身に焼き鳥も付いて十分な食事。

明日はついに、四国最南端の足摺岬(第38番・金剛福寺)に到達する予定だ。長く険しい道のりも、いよいよひとつの区切りを迎える。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。


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