四国歩き遍路21日目|八十八ヶ所(41番に向けて) 民宿柏坂からスーパーホテル宇和島駅前天然温泉へ!難所・柏坂を越えて宇和島へ

四国・四国遍路

【本日の記録】

 * 天気: 晴れ

 * 歩行距離: 30.8km

 * 累積標高: 上り 729m / 下り 734m

 * 時間: 8時間39分(活動8:29、休憩0:10)

 * 困難度: ★★★★☆(柏坂の登りはあるが、昼食パワーで体感は星3つ!)

 * 宿泊地: スーパーホテル宇和島駅前天然温泉

 * 参拝した札所と区間距離(目安):

   * 民宿柏坂 〜 宇和島駅前(スーパーホテル):約30.8km

   * 総距離:約30.8km

昭和レトロな宿を出発し、朝一番で難所「柏坂」へ挑む

ちなみに、昨日の日記で「モンベルの靴下に2日で穴が空いた!」と書いたが、これは誤報だった。元々穴が空いていた靴下を、間違えて履いてしまっていただけでした(笑)。モンベルさん、ごめんなさい。連日の歩きで、少し注意力散漫になっているのかもしれない。

エアコンはなく電気ストーブだけ。当然Wi-Fiもウォシュレットもない、昭和感プンプンの「民宿柏坂」で過ごした一夜。まさに昭和レトロな空間だった。

昨晩のうちに部屋に用意していただいたおにぎりを食べ、出発。このパターンは、自分の好きなタイミングで出発できるという利点がある。

靴紐の締め具合を慎重に調整して歩き始める。山の上の風力発電が、くるくると気持ちよく回っていた。

今日の最大の難関は、出発してすぐに待ち構えている「柏坂」だ。愛媛県(伊予の国)に入って最初の本格的な峠越えであり、古くから多くの遍路を苦しめてきた難所として知られている。

朝の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込み、山道へと足を踏み入れた。足元は落ち葉のじゅうたん。四国は落葉樹がそれほど多くないため、こうして落ち葉の上を歩くのは少し珍しく、新鮮だった。

急登を進み、先ほど下から見えていた風力発電のすぐ近くまで上がる。羽根が風を切る「ブンッ」という音が聞こえるくらいまで来ると、道は水平に近くなった。

峠を越え、津島町ののどかな風景の中へ

急な上りを越え、なんとか柏坂の頂上付近(標高約470メートル)にあるビューポイントに到達した。ベンチがあったので、景色を眺めながら一休み。

海に突き出た半島と、その入り江の一つ一つに小さな漁村が点在しているのが見える。これまでの荒々しい太平洋の景色とは違い、どちらかというと瀬戸内海に近い、穏やかな景色に変わってきたのを感じた。

柏坂自体の登山としての難易度は、高尾山レベルといったところで決して高くはない。ただ、この峠を越えたあとに「さらに30キロ近く歩かなければならない」というのが、普通の登山との大きな違いだ。

峠を下りきると、宇和島市の津島町エリアへと入っていく。

国道沿いではなく、1本脇道に入ったルートを歩くため歩きやすい。周囲の田んぼでは田起こしが始まっていた。掘り返された土の中から出てくる虫を狙って、鳥たちが啄みにおりてきている。のどかな春の風景だ。

津島の手前で少し早い昼食。道路沿いにあった「手づけ一本」というお店に入り、じゃこ天定食を注文した。2種類のじゃこ天は、噛むほどに魚の旨みがジュワッと口の中に広がる。本場の名物を食べられて大満足だ。昼食のおかげでパワーがみなぎり、柏坂の疲労感も吹き飛んだ。

山の中の風景から一転して、静かでとてものどかな町並みが広がる。

岩松川沿いを歩いていくと、「岩松」の古い町並みが見えてきた。昔ながらの風情が残る、歴史を感じさせる素晴らしい町並みだ。

ここで面白い出会いがあった。岩松はかつて「どぶろく」で有名だったそうだが、今は削ったお米を活用して作った甘酒がよく売れているらしい。地元の方から「凍らせた甘酒なんだけど、歩いている途中に溶けてシャリシャリになったら美味しいわよ」と勧められ、ついつい購入してしまった。

さらに歩を進めると、「魚は鮮度が命 坂本鮮魚」というお店の店先でカツオのタタキを売っていた。店先で食べられるとのことなので、迷わずいただくことに(500円)。

これがもう、めっちゃくちゃ美味い!本場のカツオのタタキを食べるのは今回の旅で2回目だが、ここのは格別だった。大将いわく、タレにもこだわって30年改良を続け、今の味に辿り着いたとのこと。「うちのは生で食べられる新鮮なカツオを使ってるけん美味しい。冷凍なんか絶対使わない」と強いこだわりを語ってくれた。新鮮だから冷蔵で4〜5日は持つらしく、ネット注文もできるそうだ。東京に帰ったら絶対に注文しようと思う。

食後のデザートはチョコアイスで締め。スイーツは完全に別腹だ。

そして少し歩いた後、いい感じに溶けてシャリシャリになった甘酒で2回目の締め(笑)。

美味しい食べ物に出会い、いろいろな人にお世話になり、歩き遍路で一緒になった人たちと語り合う。一期一会の機会がたくさん詰まった旅だと思いながら歩いた。

宇和島市街地を目指して、ひたすら北上

津島町を抜け、ルートは宇和島の中心市街地へと向かっていく。

途中の松尾トンネルでは、遍路道はトンネルの上(山道)を越えていくルートになっている。有名な難所ではないが、ピークは標高240メートルくらいまで結構しっかり上がる、山道らしい山道だった。(ちなみにトンネル内には歩道があるようなので、そちらを歩く選択肢もありそうだ)

山を抜けると、アスファルトの単調な道が続く。時間的に余裕があったので、のんびりとマイペースに歩いた。

やがて、ユニクロやヤマダ電機といった見慣れた大型チェーン店が見えてきた。ずっと山や海沿いを歩いてきたので、久しぶりに見る「現代のお店」が妙に新鮮に感じた。

宇和島城の近くを通過。小ぶりながらもかっこいいお城だが、山の上にあるため、今回は登る気力が湧かず下から眺めるだけにしておいた。

約30kmを歩き抜き、宇和島駅前の「スーパーホテル」へ到着

街の景色がすっかり賑やかになったが、どことなく寂れている。そんな中、ついに宇和島駅前に到着した。久しぶりの大きな街だ。

本日の宿泊地である「スーパーホテル宇和島駅前天然温泉」にチェックイン。

昨日の「昭和の子供部屋(民宿)」から、現代的で快適なビジネスホテルへ。この振り幅の大きさも、毎日寝床が変わる歩き遍路ならではの面白さかもしれない。

部屋は清潔で機能的。ただ、領収書をネットで出したりとシステムが機械化されていて、少し冷たさを感じる。今までお世話になった民宿の女将さんたちとの「温かいやり取り」が少し懐かしくも感じられた。

とはいえ、天然温泉の大浴場はやはり最高だった。手足を思い切り伸ばしてゆっくりとお湯に浸かり、30km歩き抜いた体をしっかりとほぐすことができた。

晩御飯は、ホテルの近くの「旬膳 郷土膳 和日輔(わびすけ)」で、釜飯セット。高知の久礼で飲みたかった日本酒の久礼も飲んだ。飲みやすく美味しかった。鯛の釜飯で、炊き上がるのに時間がかかる本格的だった。周辺のレストランと居酒屋賑わっていた。

明日は宇和島市内から、第41番・龍光寺、第42番・仏木寺、そして第43番・明石寺へと進む予定だ。今夜はホテルの温泉でしっかりと足を癒やし、フカフカのベッドでぐっすり眠ろうと思う。

【ヤマレコの記録】

詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。

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