【本日の記録】
* 天気: 晴れ
* 歩行距離: 37.8km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 1309m / 下り 1713m(※GPSの実測値)
* 時間: 9時間59分(活動9:09、休憩0:50 ※実測値)
* 困難度: ★★★★★(アップダウンが多くて、最後は三坂峠の激下りのため星5つ)
* 宿泊地: 長珍屋(松山市)
* 区間距離(目安):
* ガーデンタイム 〜 第45番 岩屋寺:約10.0km
* 第45番 岩屋寺 〜 長珍屋(第46番 浄瑠璃寺):約24.4km
* 総距離:約34.4km
ガーデンタイムを出発し、八丁坂を越えて第45番・岩屋寺へ
朝、近くのローソンに立ち寄って、何も食べられない時を想定し昼食を少し購入した。昨日のうちに第44番を打っているので、今日は直接トンネルを通って第45番・岩屋寺へと向かう。
さすが高原。朝霧の中を歩き始める。
トンネルは歩道のないタイプで、長さは600メートルほど。交通量はさほど多くないが、ヘッドライトをピカピカと点滅させながら慎重に進む。

トンネルにはタスキの反射板が置かれているので、積極的に利用した方が良いと思う。

トンネルを抜けると朝霧が少しずつ晴れてきて、幻想的な風景が現れ始めた。そこに朝日が昇ってきて、なんとも神々しい景色だ。




岩屋寺へのルートはいくつかあるが、行きは昔ながらの遍路道である「八丁坂」を通る山道ルートを選択した。八丁坂は峻険な修行道として知られており、昔の人はあえてこの坂道を修行の遍路道として選んだのだ。

山の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込みながら登っていく。こうした静かで険しいトレイルは、厳しいながらもどこか心地よい挑戦だ。
ピークである標高約750メートルの「八丁峠」に到着すると、なんと眼下に雲海が広がっていた。朝早く登ってきた者だけへの最高のご褒美だ。まもなく消えてしまうであろう絶景を目に焼き付ける。


その後もアップダウンが続き、最後は大きく下って岩屋寺へと向かう。
圧巻の奇岩!山岳信仰の霊場・岩屋寺を打つ
八丁坂の山道を越え、いよいよ第45番・岩屋寺に到着した。
ここは標高約700mの切り立った岩山の中腹に本堂がへばりつくように建っている、四国霊場の中でも屈指の山岳霊場だ。その名の通り、岩が非常に印象的なお寺である。
今回は八丁峠を越えてきたため、裏門から境内に入り、直接大師堂の前に出る形になった。車で参拝に来ている方たちからは「一体どこから来たの?」とびっくりされてしまった。境内には、巨大な奇岩と見事に一体化したような迫力ある本堂がそびえ立っていた。



無事に参拝を終え、下山を開始する。
行きは険しい八丁坂の山道を登ってきたが、帰りはルートを変えて舗装道路を下っていくことにした。駐車場までかなり下り、そこからしばらく舗装道路を歩いてまたトレイルに入り、往路と同じ道で久万高原へと戻る。足元は歩きやすいが、アスファルトの硬い感触が足に響く。
高原だけあって、渓流釣りに適したような美しい川の風景も見受けられた。

お昼ご飯は、久万高原に戻ってきてから国道沿いにある「豚太郎」でラーメンとおでんを食べた。ここのおでんは自分で取るセルフ形式なのがとても良い。このシステムはぜひもっと全国に広めて欲しいものである。


道路端ではまた「ひな祭りフェア」の飾りが。ふと見ると、人なのか人形なのかわからない不思議な人形が立っていた。カラスよけなのだろうか?単調で飽きてしまいがちな国道沿いの歩きを、密かに楽しませてくれる。



三坂峠を越え、長い長い下り坂を経て松山へ
久万高原から今日の目的地である松山市内の「長珍屋」までは、約24kmの長い道のりだ。
途中で「三坂峠」という峠を経由し、そこから松山平野に向けて一気に標高を下っていくことになる。
峠のちょっと手前で、バイクに乗った方から温かいホットコーヒーのお接待をいただいた。「これからの激下り、頑張ってね」と声をかけられる。わざわざ買ってきてくれたような感じで、本当にありがたく、心が温まった。

写真の通り、私の親指の付け根にはテーピングを巻いている。これは金剛杖と擦れる部分を保護するためだ。長距離を歩くということは、単なる筋力だけでなく、こうした「摩擦」との戦いでもある。
緩めにしていた靴紐を少しきつく締め直し、いよいよ下りに備える。


下り始めると、遠くに松山の大都会が見えてきた。「待ってるよ。明日行くからな」と心の中で呟く。

三坂峠からのトレイル区間は、標高700メートルから450メートル位で終わり、意外と短かった。そこからは林道の舗装道路になる。すでに30キロ以上を歩いてきて足が疲労しているため、捻挫しないようにいつも以上に慎重に下った。
山を下りきり、里へ降りると、そこには美しい日本の原風景が広がっていて感動した。


昔の遍路宿である「坂本屋」の前を通る。ここは江戸〜明治の面影をそのまま残す貴重な建物だ。

少しずつ平坦な道へと出ると、山の空気から街の空気へと変わっていくのを肌で感じた。
第46番・浄瑠璃寺を打ち、お遍路宿「長珍屋」に到着
松山市郊外ののどかな風景の中を歩き、第46番・浄瑠璃寺に到着した。

浄瑠璃寺は、仏様の足跡が刻まれた「仏足石」や、樹齢1000年を超えると言われる見事なイブキビャクシンの巨木があり、長い歴史と静寂を感じさせる素晴らしいお寺だ。松山の平野部に入って最初の札所として、心がスッと落ち着く。
そして浄瑠璃寺のすぐ目の前にある本日の宿泊地「長珍屋」へ無事に到着した。

ここは昔から多くのお遍路さんに親しまれている老舗の遍路宿だ。今日も約38kmもの距離を歩き、さらにキツい山岳霊場と長い峠の下りをこなした。松山に入り、ようやく久万高原の厳しい「修行の道」から少し解放されたような安堵感がある。
この宿はお遍路さんだけでなく、大学生の合宿などにも利用されているようで、今日も学生たちが宿泊していた。自分も学生時代に合宿で泊まった宿に似ていて、部屋の雰囲気がなんだかとても懐かしい感じがした。

晩御飯は、鍋やうなぎの付いたセット。毎日たくさん食べているのに、体重が減っていた。今日もご飯3杯食べて、エネルギーを補給した。

明日は松山市内の平坦な道を歩き、札所をポンポンと連続して打っていく予定だ。久しぶりの街歩きとなる。距離も短めなので、ゆっくりと足の疲れを癒やしたい。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。
【X(旧Twitter)でも発信中!】
マイペースに旅の記録をつぶやいています。ぜひフォローお願いします!
👉 https://x.com/journeyrun5137?s=21&t=FxPAys69HY5eYmwFUxolDQ


コメント