【本日の記録】
* 天気: 晴れ
* 歩行距離: 32.2km(※GPSの実測値)
* 累積標高: 上り 739m / 下り 712m(※GPSの実測値)
* 時間: 8時間46分(活動7:43、休憩1:03 ※実測値)
* 困難度: ★★★★☆(アップダウンが多く歩行距離も長いため星4つ)
* 宿泊地: せと国民旅館(高松市国分寺町)
* 区間距離(目安):
* オークラホテル丸亀 〜 78番 郷照寺:約3.9km
* 78番 郷照寺 〜 79番 天皇寺:約5.9km
* 79番 天皇寺 〜 81番 白峯寺:約6.5km
* 81番 白峯寺 〜 82番 根香寺:約5.0km
* 82番 根香寺 〜 80番 国分寺:約7.0km
* 80番 国分寺 〜 せと国民旅館:約0.9km
* 総距離(歩行):約29.2km
オークラホテル丸亀を出発!先輩遍路のアドバイスで「逆打ち」を決行
朝、ヤマレコのアプリを開き、今まで歩いてきた道(赤線)を見て自己満足に浸る。

オークラホテル丸亀で昨晩買っておいた朝食を食べ、ホテルを出発した。

今日は78番からスタートして5つのお寺を巡り、80番のすぐ近くにある「せと国民旅館」を目指す。
実は今日、通常の番号順(順打ち)ではなく、78番→79番→81番→82番→80番という順番で回る「一部逆打ち」を決行する。
発端は、一富士旅館で出会った歩き遍路の先輩からのアドバイスだった。今日の宿は80番のすぐ近くに取っていたのだが、通常の順番で回ると、早い時間に宿の近くまで来てしまい距離が短すぎる。かといって、その後に81番や82番のそびえる「五色台(ごしきだい)」の山へ登ってからまた下りてくるのは非常に非効率で、どうしたものかと悩んでいたのだ。
そこで教えてもらったのがこのルート。79番から先に標高の高い81番・82番の山(五色台)へ登ってしまい、そこから80番へと山を下るルートを取ることで、無駄な上り下りや歩行距離を大幅にショートカットできるのだ。
ちなみに「逆打ち」とは、本来88番から1番へと反時計回りに進むお遍路の回り方のこと。順打ちよりも道標が見つけにくく難易度が高い分、ご利益が3倍になるとも、順打ちしている弘法大師とすれ違う確率が高いとも言われている。今回のようにルート効率化のために一部の区間だけ逆打ちを取り入れるのは、歩き遍路ならではの賢い工夫だ。
78番・79番を打ち、いよいよ五色台の山登り(81番)へ
ホテルを出発し、まずは約3.9km先にある第78番・郷照寺を目指す。

8時前に到着して参拝する予定だったが、シャッターが閉まっており、8時の開門まで待つことに。こんなパターンは初めてだ。

ここは四国霊場で唯一、真言宗と時宗の二つの宗派が同居する珍しいお寺だ。「厄除うたづ大師」として親しまれており、高台にある境内からは瀬戸大橋をうっすらと見ることができた。境内の桜はまだ3分咲きといったところ。
ちなみに、このお寺は病気平癒や安産のご利益があることでも知られており、大師が病に苦しむ人々を救済するために授けたとされる「厄除うたづ大師 御祈祷 千枚通し」という護符が有名だ。


続いて、約5.9km先にある第79番・天皇寺へ向かう。
途中、79番のすぐ近くにある「八十八ところてん 清水屋」で休憩。一番人気だという辛子酢醤油味のところてんをいただいた。


天皇寺は、保元の乱で讃岐に流された崇徳上皇ゆかりのお寺だ。白峰宮という神社と隣接しており、入り口には全国的にも珍しい「三輪鳥居」が堂々と建っている。

驚いたことに、鳥居の中に本堂と大師堂があるため、非常に分かりにくくて迷ってしまった。とにかく神社とお寺が完全に融合している不思議な空間だ。
天皇寺を出て少し歩くと、複線の踏切を渡った。よくよく考えると、この四国歩き遍路の旅で複線の踏切を見たのはこれが初めてかもしれない。

79番の参拝を終えると、ここからがいよいよ逆打ちルートのハイライト。第81番・白峯寺に向けて、約6.5kmの山道を登っていく。

上りはこれまで何度も経験してきたお馴染みのパターン。最初は舗装道路を登っていき、最後は山道に入ると言う流れだ。

見晴らしの良い舗装道路を歩いていると、一台の車が止まり、おばあちゃまから「お赤飯」をお接待でいただいた。お孫さんが大学に受かったそうで、とても嬉しそうだった。お話を聞くと、なんと昨日ホテルを紹介してくれた自分の同級生と同じ高校のようだ。こんなところでもご縁を感じる。

そろそろ山道かと思っていたら、ちょっと違った。なんとここからは「参道の階段」が続くのだ。ただ、この階段が長いったらありゃしない。

ヒーヒー言いながら登りきったところで、歩き遍路のフランス人男性とバッタリ再会!彼とは約2週間前の足摺岬で見かけて以来だ。再会を祝して、ペプシで乾杯した。
山道を登りきり、ようやく第81番・白峯寺に到着。

五色台の白峰山に位置するこのお寺には、崇徳上皇の御陵が隣接している。四季折々の自然が美しく、天狗の伝説なども残る静かで神秘的な場所だ。記念に「烏天狗のおみくじ」を購入した。

山上の第82番・根香寺から、一気に第80番・国分寺へ下る
白峯寺から第82番・根香寺までは約5.0km。五色台の山の上を横移動するような形で、自然豊かな道を進んでいく。

根香寺まで残り1.4kmのところで、一度車道に出る。
すると、まさにベストなタイミングで「みち草」というお店が現れた。おばあちゃんがやっている昔ながらの定食屋さんで、当然うどんとセルフおでんをいただく。この辺りにはお店はここしかないので、本当に助かった。



最後の山道に入るところが少し分かりにくかったので、歩く予定の方は下の写真のここから入ってください。

第82番・根香寺に到着。
ここは五色台の青峰山にある古刹で、弘法大師が五大明王を祀ったのが始まりとされる霊験あらたかなお寺だ。うっそうとした木々に囲まれた境内は、とても厳かな空気に包まれていた。


根香寺での参拝を終えたら、今度は第80番・国分寺に向けて約7kmの道のりを進む。一度来た道を登り返してから、平野部へと一気に下っていくルートだ。
下りの途中、「景子ちゃんの接待所」という無人の接待所があった。喉が渇いていたので大変助かった。ちょうど80番、81番、82番のお寺の真ん中あたりに位置しており、歩き遍路にとっては最適な場所にあるオアシスだ。

もし順打ちであれば、80番からこの山を登り、また別のルートで下らなければならなかった。先輩遍路さんのアドバイスと逆打ちの恩恵を感じながら、平野部へと下っていく。

山を下りきり、第80番・国分寺に到着。
ここは聖武天皇の勅願によって全国に建てられた国分寺の一つ。境内には鎌倉時代に建てられた香川県最古の本堂(重要文化財)があり、立派な松の木々が歴史の重みを感じさせてくれる。

境内の裏手には、広大な「讃岐国分寺跡」が広がっていた。ここは国の特別史跡に指定されており、発掘調査によって奈良時代の壮大な伽藍の配置が明らかになっているそうだ。歴史のロマンを感じる場所である。

近くの「せと国民旅館」に到着!効率的な1日に感謝
第80番・国分寺の参拝を終え、今日の宿である「せと国民旅館」へ。お寺からは約0.8kmと目と鼻の先にあるため、山下りで疲れた体には最高の立地だ。

お部屋はコンパクトで、清潔にされており、落ち着く。

晩御飯は、しっかり食べて栄養補給した。

歩き遍路の先輩のアドバイスに従ってルートを工夫したおかげで、無駄なく非常に効率的な1日となった。
そのおかげで、頑張ればあと2日で結願できる距離まできた。ただ、明後日が雨予報。天気予報を見ながら思案中。
【ヤマレコの記録】
詳細なルートの参考用として、ヤマレコの記録をつけておきます。
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