これを最後まで読んだ方は、一緒に旅したのと一緒。バーチャル中辺路歩き(5日目)です。
5日目の概要(紀伊勝浦〜熊野速玉大社〜新宮駅:21.5km)
熊野トラベルのガイドブックによると、5日目の標準時間は7〜7.5時間です。
自分のGPSの記録は、距離21.5km、登り276m、下り268m、時間5時間41分でした。
海外沿いでほぼフラットな道。登りは国道のトンネルを越える時と最後の神倉神社くらいです。
交通量の多い国道でほどのない場所が2ヶ所あり注意が必要です。
- 浜の宮王子〜大狗子峠
- 三輪崎付近
ホテル浦島
ホテル浦島の山上館は、半島の山の上にある。狼煙山遊園があり、朝日を見にいく。
日の出は6時49分。水平線にわずかな雲だったが、ご来光を見ることができた。

ホテルの狼煙山遊園からの大パノラマと朝日
若者たちが「やばい!」「やばーい!」を連呼していた。気持ちはよくわかる。
古風にいうと「いとをかし」。

ホテルの狼煙山遊園からの朝日
山上館は岬の上にあり36階に相当する。長いエスカレータを3つ乗り継いで1階まで降りる。私が泊まっているのは、日昇館の8階である。8階でも海側は展望が良い、自分は山好きであり山側で岩のゴツゴツ感を堪能した。宿泊代をケチったのではないことにしておこう。

高低差日本一(77m)のエスカレータ
朝食もバイキング。昨晩食べ過ぎたので、たい茶漬けなどで軽めとした。しかし、2杯お茶漬けを食べてしまった。さすが和歌山。梅干しが美味い。

朝食もバイキング
紀伊勝浦〜熊野速玉大社
那智駅からは国道42号線。しばらく歩道がない。交通量が多いので、山より危ない。紀勢本線を電車が通ったので、慌てて撮る。

海沿いを走る紀勢本線
大狗子トンネルを越えるために、右側から熊野古道を登る。

大狗子トンネルを越えるためにトレイルに入る

大狗子峠越えの熊野古道

大狗子トンネルを越えたら旧道のトンネルがあった
小狗子トンネルの上を抜けるためにまたトレイルに入る。登るけど、国道沿いより楽しい。

熊野古道の峠越えは趣がある
波が穏やか。風がなくて暖かい。散歩日和だ。
新宮港近くには、ユニクロや無印良品などある巨大ショッピングセンターがある。
そして、高野坂の古道に入る。昔の面影を残している道。

高野坂の石畳の古道
鯨山見跡に立ち寄る。沖の鯨を見張った場所で鯨を発見すると煙を上げて浜や船に鯨の位置を知らせた。大地町はクジラの街として知られている。「鯨とともに生きる」が、2016年に日本遺産に認定されている。
高野坂の登り口から少し戻って線路の下を通る。

海岸沿いへ出るためには紀勢本線の下を通る
ここから砂浜のトレイルに変わる。砂というか石ころトレイル。足にかかる負荷が高くて、歩きづらい。

誰もいないの海岸沿いのトレイル
新宮の街中で、阿須賀神社を参拝。

八咫烏の付いたおみくじをひく。
心を決めて、いろいろとさわがず まよわず 今までのことをつとめればよし
何事にも手を出してはいけません 常に控え目にして事をなさい (中吉)

八咫烏(ヤタガラス)の置物
熊野速玉神社〜神倉神社〜新宮駅
熊野速玉神社の入り口の太鼓橋と鳥居。今回の旅でどれだけ鳥居の写真を撮ったどらうか。

熊野速玉神社の太鼓橋と鳥居
鮮やか朱色の社殿。青空と木々の緑のコントラストが印象的。縁結びの御利益があるそうだ。

熊野速玉大社の社殿
熊の速玉大社から15分ほど歩いて、最後の神倉神社に向かう。
熊野の神が初めて降臨したと言われる場所で、熊野三山(速玉・那智・本宮)の 信仰の根本とも言える霊所である。参道から続く558段の石段を登り切ると、神倉神社の御神体である「ゴトビキ岩」が鎮座している。ここの熊野の神が初めて降り立ったと思うと、今回の旅のまさに最終地点にふさわしいと思った。

神倉神社の鳥居を抜けて、ゴトビキ岩のある拝殿に向かう

ここの石段が100km歩いて一番急だった

ゴトビキ岩のある拝殿からは新宮の街並みを一望できる
新宮駅まで歩いて、特急くろしおに乗車。天王寺まで4時間もかかる。

沈む夕日を眺めながら地元のお酒「太平洋」を飲む。
景色が素晴らしい紀勢本線(線路の音も心地良い)

新宮のお酒「太平洋」
コメント